本:『夢と金』を紹介します!
今回は、【 『夢と金』の名言6選と感想・内容】を、本:『夢と金』を基に紹介します。
※本記事にはネタバレが含まれていますので注意してください。
目次
本:『夢と金』とは?
お笑いコンビ「キングコング」の突っ込み担当で、絵本作家としても活躍する西野亮廣さんのビジネス書です。
「夢と金」というタイトルの通り、夢を追う人のためのお金の重要性・リアルが語られています。
親や学校でも教えてくれないお金の話が、例を交えながら分かりやすく解説されていますので、新たな発見に出会える内容になっています。
本文中では、難しい内容でも誰にでも分かりやすく嚙み砕いて説明されていますので、普段読書をしない方でも読みやすいと思います。
ハナハナおすすめの一冊です。
名言6選と感想
「皆が知っているけど、誰も持っていない」
「皆が知っているけど、誰も持っていない」というものが「夢」だ。ラグジュアリーが提供しているものの正体はコレ。
本:『夢と金』 より
西野さんが本書の中で説明している「夢」の計算式は、「夢」=「認知度」-「普及度」。
確かに、誰もが知ってるけど手に入れることが難しい物って、所持しているだけでステータスになりますよね。
「お金にならない努力」を続けている。
相変わらず日本人は「技術」を追い求めている。言ってしまえば、「お金にならない努力」を続けている。
本:『夢と金』 より
昔から日本人は職人気質な面があり、一つのことを追求することにかけては、世界でもトップクラスの技術を持っていました。
でも、インターネットが広がり情報が溢れている現在では、ある程度のクオリティであれば誰にでも真似することができるようになりました。
一般人には、「97点」と「98点」の違いは分からない。
機能で勝負が付かない時代になったからこそ、完璧を求めるよりも、もっと別の視点を持とうと考えさせてくれる名言です。
「山田さん(仮)のラーメン屋さん」になることだ。
大切なのは「ラーメン店A」や「ラーメン店B」や「ラーメン店C」になることではなく、「山田さん(仮)のラーメン屋さん」になることだ。
本:『夢と金』 より
外食をする時に、安くてある程度美味しいチェーン店は便利ですが、そのお店のファンかと言われると何か違うんですよね。
チェーン店に比べて少し値段が高くても、つい地元のおじさんのラーメン屋さんに通ってしまう。
それは、西野さんの言うところの「人検索」で、地元のおじさんを応援したいという気持ちで、いつの間にかおじさんのファンになっていたということですね。
「不便」を戦略的にデザインするんだ。
いたずらに「不便」を取り除くな。「機能」しか売れなくなる。キミの商品の中に「不便」を戦略的にデザインするんだ。
本:『夢と金』 より
不便を取り除くことは、同時にコミュニケーションも取り除いているというお話しです。
キャッシュレス決済が普及して、お客さんと店員のやり取りがお客さんと機械に変わったり、テレワークが進んで一人で仕事をする機会が増えたり。
色々なことが便利になった一方、コミュニケーションの機会が大幅に減っていて、多くの人がコミュニケーションに飢えているという現実があります。
取り除きすぎた「不便」を戦略的に活用して、コミュニケーションに繋げることで、「機能」以外の面で差別化ができるということですね。
NFTで「ページオーナー権」を販売している絵本作家はほとんどいない。
現状、NFTで「ページオーナー権」を販売している絵本作家はほとんどいない。何をやっている?作品を守りたくないのか?活動を続けたくないのか?家族を守りたくないのか?
本:『夢と金』 より
NFTの話は初めて聞きましたが、とても興味深いものでした。
不特定多数の人に購入履歴や購入したものが公開されることで、今まで売買されなかったものに「意味」が生まれて売買されるようになる。
本書で紹介されているように、クリエイターの利益確保のような形で活用されるのであれば、今後もっと普及してくれば、新たな資金調達源になりえると感じました。
後から取り返せると思うな。1日でも早く学べ。
世界は〝最初に勝った人間〟を贔屓し、〝最初から持っている人間〟を贔屓する。学校じゃ教えてくれないけど、これが世界の理だ。後から取り返せると思うな。1日でも早く学べ。
本:『夢と金』 より
本書の最後に、西野さんが「厳しい現実」として紹介している考え方です。
確かに、どんな分野でも最初に始めた人・最初に成功を収めた人がその後のルールを作ったり、利益を独占しているケースが多いです。
人生で一番若いのは「今」なので、人によっては厳しい言葉だと思いますが、西野さんなりの激励だと思って前向きに学んでいきましょう。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
まだ『読んでいない』、もう一度『読み返したい』方はこの機会にぜひ!⬇︎
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