自己啓発本マイスターのハナハナです。
皆さんは、最近読んだ本の内容を人に説明することはできますか?
きっと、ほとんどの人がボンヤリとは内容を覚えていても、人に説明するのは難しいのではないでしょうか。
ビジネスや日常生活など、様々な場面で読書の重要性は語られていますが、読んだ内容を忘れてしまっては意味がありません。
せっかくなら読書で学んだことを最大限活かしたいですよね。
今回は、【読書で知識を定着させる7つの方法】を、本:『読書する人だけがたどり着ける場所 』を基に紹介します。
皆さんの読書ライフが、より充実したものになれば幸いです。
目次
本:『読書する人だけがたどり着ける場所 』とは?
東大法学部卒業、明治大学教授で文化人として数多くのメディアで活躍している著者が、「読書の効能」と「本の読み方」を紹介している本です。
私たちは日々ネットの情報に触れていますが、キーワードだけを拾い、まったく深くなっていない、ということも多いのではないでしょうか?
体系化されている読書だからこそ、「著者の思考力」「幅広い知識」「人生の機微を感じとる力」が身につきます。
著者の豊富な読書経験から学べる本との向き合い方は、普段あまり読書をしない方にとっても新鮮な発見になると思います。
興味がある方は是非読んでみてくださいね。
読書で知識を定着させる7つの方法
本の内容を人に話す
おすすめしたいのは本を読んだら人に話すことです。
『読書する人だけがたどり着ける場所 (SB新書)』より
人に説明するのって意外と難しいもんね。
本を読んだら、その内容を人に話してみましょう。
実際やってみるとわかりますが、曖昧な理解では人にうまく伝えることができません。
人に話すを習慣にすると、本を読んでいる時から「どうやって伝えよう」と思考が働きますので、自分の理解力も格段に上がります。
著者は、中学生の時から本の内容を友達に話しており、とても良い思考の訓練になったそうです。
話す相手がいない場合は、SNSで本の内容を投稿したり、ブログに感想を書いても良いでしょう。
かく言う私も、理解度向上のためにTwitterやブログで本の紹介をしています。
知識の吸収や思考を整理するために、とても役に立っているのを実感しています。
また、読んだ本の備忘録になったり、過去の自分の考え方から成長を実感できるので、文章として残すのはとてもオススメです。
インプットとアウトプットはセットで考えると良いです。
好きな文章を抜き出す
何が魅力なのかを考える際に最も簡単なのは、本の中から「好きな文章を選ぶ」ことです。
『読書する人だけがたどり着ける場所 (SB新書)』より
これなら簡単にできそうだね。
アウトプットする際に簡単なのが、好きな文章を数個選んで抜き出すことです。
人に一から説明しようとすると、長くなったり上手く伝えるのが難しいです。
ですので、自分が「いいな」と思った箇所だけを抜き出し、それに対して自分なりの意見を付け加えましょう。
読書全般に言えることですが、本の中で新たな発見や気付きが得られる箇所はほんの数パーセントです。
書かれている全てのことが参考になるということは無く、本の中で1つでも気づきがあれば成功くらいに思った方が良いです。
「1つでも参考になる箇所を見つけるぞ」という気持ちになるだけでも、読書の質は上がります。
本に突っ込みを入れる
お笑い芸人のように「そんなわけないだろ」とか「よしなさい!」とか言って笑いながら読むのです。
『読書する人だけがたどり着ける場所 (SB新書)』より
自分の気持ちが大事なんだね。
本に突っ込みを入れながら読んでみましょう。
突然ですが、人の記憶はどのような状況の時に脳に定着しやすいかわかりますか?
答えは、感情が動いた時です。
感情が動いた時に起こった出来事は、感情とセットで記憶されるため、扁桃体が刺激され長期記憶に残りやすくなるそうです。
読書中に突っ込みを入れることで、嫌でも感情が動きますので、淡々と読むよりも記憶に定着しやすくなります。
また、突っ込みを入れる利点として自分事として考えられるということがあります。
本を読んでいる時は何となく著者に共感しても、後でよくよく考えてみると自分には当て嵌まらないことがあると思います。
突っ込みを入れながら読むと、「自分ならどうするだろう」と考えますので、思考をより身近な視点で深めることができます。
読書を次の行動に活かすという意味でも、突っ込み読みはオススメです。
同じ分野の本を続けて読む
あるテーマについて知りたい場合、続けて5冊ほど読むとかなり知識が得られます。
『読書する人だけがたどり着ける場所 (SB新書)』より
分野を絞って、続けて読むのが良いんだね。
特定の分野について知りたいと思った時は、同じ分野の本を5冊続けて読んでみましょう。
最初は理解できなかったことも、同じ分野の本を数冊読むとだんだん理解できるようになります。
最初の1、2冊を読む時は、全体像が掴めていないため断片的な知識として脳に記憶されます。
それが冊数を重ねていく内に、1つ1つの事柄の関係性が見えてきて一本の線として繋がる時がきます。
専門家になるのであれば別ですが、一般の人で特定の分野の本を5冊読めば、かなり詳しい部類に入ることができます。
また、未知の分野に挑戦する時には、まずは初心者用の入門書を読むことをオススメします。
初めから難しい本を選んでしまうと、内容が理解できなかったり、そもそも専門用語が分からず挫折するキッカケになります。
読書は自分のためにするものですので、無理して難しい本を読む必要は全くありません。
取っつきやすいマンガからでも良いので、何冊か読む前提であれば入り口は気楽に読めるものがオススメです。
ベストセラー本を読む
ベストセラーだったり、話題になっている本は、その流行っているときに読むというのも大事です。
『読書する人だけがたどり着ける場所 (SB新書)』より
ベストセラー本って面白いの多いよね。
読みたい本がない場合には、ベストセラー本を読むのも良いです。
中には「流行に左右されたく無い」という方もいますが、そういう考え方は少しもったいないと感じます。
ベストセラー本には、必ずベストセラーになった理由があります。
内容が素晴らしかったり、その時代の空気感にマッチしていたり、ベストセラー本から学べることは多いです。
ベストセラー本は、誰にでも分かりやすく書かれていることが多いので、未知の分野に挑戦するチャンスでもあります。
流行っているけど挑戦したことが無い分野でも、興味関心の幅を広げるため積極的に読むことをオススメします。
私が出会ったベストセラー本は、アドラー心理学を扱った本として異例のヒットを記録した『嫌われる勇気』という本です。
初めて読んだ時には「こんな考え方があるのか」と衝撃を受けました。
興味のある方は是非読んでみてくださいね。
偶然出会った本を読む
「出合い頭で読む」ことのポイントは、偶然を必然に変えてしまう力にあります。
『読書する人だけがたどり着ける場所 (SB新書)』より
偶然の出会いは視野を広げるチャンスなんだね。
偶然出会った本を買って読むのもオススメです。
ふらりと入ったお店で、偶然見つけた本を買ったり、新聞を読んでいてたまたま目に入った書評欄で紹介されていた本を買うなどです。
私はよくAmazonでレビューを参考にして本を買うのですが、偶然出会う本の中には決して評価は高くないけれど素晴らしい本というのがあります。
私は、本を選ぶ時にはある程度ランダム性があった方が良いと思っています。
自分の主観のみで本を選んでいると、どうしても本の種類が偏りがちになってしまいます。
そういう意味でも、本との偶然の出会いは大事にした方が良いです。
古典を読む
できるだけ一流のものに触れたいというとき、「古典」ならほぼ間違いありません。
『読書する人だけがたどり着ける場所 (SB新書)』より
確かに、古典って「長い間愛されてきた本」だもんね。
より深いものに触れたいと思ったら、古典がオススメです。
古典はただ単に古いものというわけではありません。
長い時代を経ても生き残り、現在でも多くの人に親しまれています。
古典には、時代が変わっても変わらない普遍的な価値があるのです。
古典と聞くと「難しい」とか「取っ付きにくい」といったネガティブな印象を持つ方も多いと思います。
そういう方に向けて、現在では古典をマンガで紹介している本や、分かりやすい現代語訳の本も多く出ていますので是非挑戦してみてくださいね。
「古典は学校の授業でしか読んでいない」という方でも、大人になった今改めて読むと新たな発見があると思いますよ。
おわりに
今回は、【読書で知識を定着させる7つの方法】を、本:『読書する人だけがたどり着ける場所 (SB新書)』を基に紹介しました。
読書は、ビジネスや実生活に役立つ情報を得ることが出来ますが、そんな堅苦しく考えなくても、単純に読書するのはとても楽しいことです。
記事の中で色々と説明させて頂きましたが、1番は好きな本を好きなように読むのが良いと思います。
気楽に楽しく本と向き合ってみましょう。
まずは読書を好きにならないと、長く続けるのはしんどいですからね。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
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