【名言7選と感想・あらすじ】本:成瀬は天下を取りにいく※ネタバレあり(宮島未奈)

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ハナハナ
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本:『成瀬は天下を取りにいく』を紹介します!

今回は、【『成瀬は天下を取りにいく』の名言7選と感想・あらすじ】を、本:『成瀬は天下を取りにいく』を基に紹介します。

※本記事にはネタバレが含まれていますので注意してください。

この記事は、こんな人にオススメ!

・本:『成瀬は天下を取りにいく』の名言、感想、あらすじを知りたい

・『成瀬は天下を取りにいく』が好き

・ハナハナのオススメ本を知りたい

本:『成瀬は天下を取りにいく』とは?

宮島未奈さん初の著書で、青春連作短編集です。

この作品は、R-18新人賞の3冠を史上初めて達成しており、デビュー前から異例の注目を集めていたことでも知られています。

女子中学生の主人公成瀬は、その破天荒な言動から周囲から変人だと思われています。

本書の中でも、「閉店予定のデパートに毎日通い、テレビの生中継に映り込む」「M-1グランプリに出場する」など、破天荒な成瀬に周囲の人は巻き込まれていきます。

でも、決して本を読んでいて、成瀬に嫌な印象を抱くことはありません。

むしろ読み進めていく内に、成瀬の言動に共感したり、応援したくなったりと、彼女には人を惹きつける不思議な魅力があります。

文章は非常に読みやすく、普段本を読まない方でも、すらすら読んでいけると思います。

たくさん笑えて時々泣けて、みんな読み終える頃には、器用貧乏な成瀬のことが大好きになっていることでしょう。

ハナハナが自信を持ってオススメする一冊です。

名言7選と感想

この夏を西武に捧げようと思う

「島崎、わたしはこの夏を西武に捧げようと思う」

本:『成瀬は天下を取りにいく』

本書冒頭に、主人公の成瀬あかりが親友の島崎みゆきに対して言った言葉。

成瀬たちの住む滋賀県大津市には、唯一のデパートである西武大津店があります。

しかし、1ヶ月後の8月31日には、西武大津店は44年間の歴史に幕を閉じることが決まっています。

8月に、地元テレビ局が毎日西武大津店から生中継をすることになっており、成瀬はそれに毎日映り込むというのです。

この、突然の突拍子も無い一言が成瀬らしくて、彼女の性格や人間性を表しているとも言えます。

成瀬の小学校時代の夢が「200歳まで生きる」だったり、「期末テストで500点取る」と宣言して、実際は490点だったり、突然「天才シャボン玉少女」としてテレビに出演したり。

島崎は、今までも成瀬の破天荒な言動に振り回されてきましたが、本書の中でもそれは変わりません。

でも、島崎は成瀬の破天荒な言動を、嫌がることは無く、むしろ面白いと思ってトコトン付き合います。

予測不能な成瀬と、それに振り回されながらも楽しんでいる島崎という構図は、少し可笑しくて、本書の見どころの一つにもなっています。

成瀬のツッコミ役兼最大の理解者というのが親友である島崎みゆきです。

暗くて寒かったら、今頃もっと寂しいから

「夏でよかった」 成瀬が言う。「なんで?」「暗くて寒かったら、今頃もっと寂しいから」

本:『成瀬は天下を取りにいく』

物語の終盤、成瀬は今まで島崎に言っていなかった毎日デパートに通っていた理由を伝えた。

成瀬の思いつきだと思っていたことが、実は成瀬の大切な人を想っての行動であることが分かりました。

上記の発言も、成瀬の優しい心を表している素敵な言葉だと感じました。

カタカナで『ゼゼカラ』

「思いついた。カタカナで『ゼゼカラ』。膳所から来ましたゼゼカラです! って言って、ネタをはじめるの」

本:『成瀬は天下を取りにいく』

今回も成瀬の思いつきから、島崎と2人でM-1グランプリに出場することになった。

上記は、コンビ名が『ゼゼカラ』に決まった場面です。

女子中学生で、突然M-1グランプリに出場しようと考えた成瀬もすごいですが、それに付き合って実際に出場した島崎もすごいですよね。

島崎は意外とお笑いに詳しくて、コンビ名の提案やネタの作成など、漫才活動に積極的に参加していました。

『あたたかい気持ちで旅の人をむかえましょう』

「大津市民憲章に『あたたかい気持ちで旅の人をむかえましょう』と書かれている。わたしとしても、旅の人をもてなすことができて光栄だ」

本:『成瀬は天下を取りにいく』

高校生になった成瀬は、カルタ部に入ることになった。

2年生の時には、カルタの聖地である地元の近江神宮で開催される、全国大会に出場することになった。

上記は、成瀬が全校大会で知り合った男子生徒に、地元の大津市を案内している場面での成瀬の発言です。

成瀬が男子生徒をもてなしている事について、大津市民憲章を引き合いに出して説明しています。

地元の市民憲章を丸暗記している女子高生なんて、なかなかいないですよね。

地元愛がめちゃくちゃ強い所も、成瀬の魅力の1つです。

通常より二秒遅い。

翌朝、成瀬は目覚まし時計のアラームで目覚めた。通常より二秒遅い。そこから綻びが広がっていくかのように、何をやっても調子が出なかった。

本:『成瀬は天下を取りにいく』

何をやらせても完璧に見える成瀬だが、この時ばかりは少し勝手が違っていた。

人に挨拶をしても無視され、洗剤はこぼれ、ハムエッグは焦げ、いつもスラスラ解ける数学の問題が解けない。

不調の原因はハッキリしていて、前日に島崎から伝えられた「東京に引っ越す事になった」という言葉である。

今まで、当たり前に近くにいた島崎という存在が、成瀬にとっては如何に大切だったか分かる場面ですね。

成瀬と一緒ならできると思ったからやってきたの

「それは違うよ。漫才だって司会だって、断ろうと思えば断れたでしょ。成瀬と一緒ならできると思ったからやってきたの」

本:『成瀬は天下を取りにいく』

成瀬は、いつも自分の思いつきで島崎を付き合わせていることについて、島崎が自分を犠牲にしているのではないかと考え、申し訳ない気持ちになっていた。

上記は、それを聞いた島崎が成瀬に伝えた言葉です。

実際は島崎も成瀬のことが大好きで、成瀬の予想の付かない行動でも、島崎自身の意思で付き合っていました。

成瀬と島崎の関係性を想像して、思わずニヤけてしまう場面です。

ゼゼカラは解散しません!

「すみません、間違えました! ゼゼカラは解散しません!」

本:『成瀬は天下を取りにいく』

成瀬は、島崎が東京に行くことで、ゼゼカラは解散すると思っていた。

それを聞いた島崎が解散することを訂正し、ときめき夏祭りの司会中に、ゼゼカラが解散しないことを大勢の前で宣言した場面です。

この言葉を聞いて、ときめき夏祭りの参加者だけでは無く、私を含めて読者の皆さんも安心したことと思います。

以上、最後まで読んで頂き、ありがとうございました。

まだ『読んでいない』、もう一度『読み返したい』方はこの機会にぜひ!⬇︎

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