【名言5選と感想・あらすじ】流浪の月※ネタバレあり

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今回は、流浪の月の名言5選と感想・内容】を、本:『流浪の月』を基に紹介します。

この記事は、こんな人にオススメ!

・本:『流浪の月』の名言、感想、あらすじを知りたい

・『流浪の月』が好き

・ハナハナのオススメ本を知りたい

本:『流浪の月』とは?

2020年に本屋大賞を受賞し、広瀬すずさん・松坂桃李さん主演で映画化された凪良ゆうさんの小説です。

19歳の男子大学生が、10歳の少女を誘拐し、15年後に2人が再開するというかなりハードな内容です。

全編を通してテーマになっているのは、"被害者"というレッテルを貼られた更紗の苦しみです。

世間の、被害者に向けられる目は優しいのですが、その中途半端な優しさは逆に更紗を苦しめることになります。

分かって欲しいのに、"被害者"というフィルターを通すことで、事実が歪められてしまう。

そのなんとも歯痒い感情が、被害者目線でとてもうまく表現されています。

鬱展開もありますが、最後はスッキリするので、途中で辞めないでぜひ最後まで読んでみて下さい。

ハナハナオススメの一冊です。

名言5選と感想・あらすじ

わたしは、一体、なにを許されるんだろう

わたしは、一体、なにを許されるんだろう。 許されるべき罪を、わたしはなにか犯したんだろうか。

本:『流浪の月』より

更紗は恋人の亮くんから、実家の両親に顔見せして欲しいと伝えられました。

亮くんは誘拐事件のことを、「ちゃんと説明したら許してくれるよ」と言いましたが、それに対して違和感を抱きます。

更紗は誘拐事件の被害者で、謝るべきことなんて何も無いはず。

他人と距離を縮めることで、世間が抱く"被害者"へのイメージを思い知らされることになりました。

かわいそうな人

常にかわいそうな人であるかぎり、わたしはとても優しくしてもらえる。世間は別に冷たくない。逆に出口のない思いやりで満ちていて、わたしはもう窒息しそうだ。

本:『流浪の月』より

更紗は、間違いなく誘拐事件の被害者です。

小学校の下校途中に無理矢理連れ去られた、かわいそうな被害者。

世間は優しくて、でも、時にその優しさが息苦しくて。

事件から何年経っても、優しさのフィルターは更紗に付きまとい、彼女を苦しめることになります。

ひとりの方が楽、でもひとりは怖い

ひとりのほうがずっと楽に生きられる。それでも、やっぱりひとりは怖い。神さまはどうしてわたしたちをこんなふうに作ったんだろう。

本:『流浪の月』より

文は、基本的に人の頼みを断りません。

でも、本当はいつも断ろうと思っています。

1人になるのは怖いから、本心では断りたくても断れない。

1人の方が楽だけど、1人でいるのは怖い。

人間は、とても矛盾していている存在ですね。

せっかくの善意をわたしは捨てていく

ごめんなさい、と心の中で謝った。 せっかくの善意をわたしは捨てていく。 だってそんなものでは、わたしは欠片も救われてこなかった。

本:『流浪の月』より

更紗は、警察署で『全国被害者ネットワーク』のパンフレットをもらいました。

いつも彼女に向けられるのは、被害者を見る優しい目です。

優しいけれど、どこまでも分かり合えない中途半端な優しさ。

そんな中途半端な優しさに、がんじがらめにされた彼女は息が詰まりそう。

上から目線の優しさは、他人を傷つけるだけなんですね。

更紗のいきたいところにいけばいい

「更紗のいきたいところにいけばいい。どこにでもついていくよ」

本:『流浪の月』より

更紗は、世間に理解してもらいたい気持ちもありましたが、理解されなくてもしょうがないことに気付きました。

人は、優しさだけでは救われないかもしれません。

ただ、世界に一人でもわかってくれる人がいれば大丈夫。

お母さんにとってわかってくれる人は、お父さんでした。

更紗にとってのわかってくれる人、文に出会えたことで、最後に彼女は救われたんですね。

以上、【流浪の月の名言5選と感想・内容】でした。

最後まで読んで頂き、ありがとうございました。

まだ『読んでいない』、もう一度『読み返したい』方はこの機会にぜひ!⬇︎

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