自己啓発本マイスターのハナハナです。
怒りは、時として人の人生を壊してしまいます。
今回は、【「怒り」の感情が幸せを壊す4つの考え方】を、本:『怒らないこと-役立つ「初期仏教法話(1)』を基に紹介します。
『怒らないこと-役立つ「初期仏教法話(1)』 とは?
「スリランカ上座仏教長老」の著者が、「仏教的な視点」から、「そもそも怒りとは?」から「怒りの収め方」まで、わかりやすく紹介している本です。
私はこの本を読んで、「怒り」について客観的に考えることができるようになり、「いつまでもイライラ」したり「瞬間的に怒ってしまう」ことが、ほとんど無くなりました。
とても内容の濃い本ですので、参考になった点を、何回かに分けて紹介させて頂きます。
この本を紹介するのは、今回で2回目になります。
「怒り」だけの人生に「喜び」は無い
「怒り」が生まれると「喜び」を失うということは、前に話しましたね。ですから、その人はずっと不幸を感じることになるのです。
『怒らないこと-役立つ「初期仏教法話(1)』
怒ってばかりいると、楽しくないもんね。
「怒り」の感情と「喜び」の感情は共存出来ないので、常に怒っている人は、「喜び」を感じることが出来ません。
皆さんの周りにも、いつも文句を言っている人はいませんか?
例えば、一緒に食事に行くと「店が汚い」「食事が来るのが遅い」「接客が悪い」等、悪口ばかり言っている人がいると思います。
せっかくの美味しい食事でも、頭の中が「怒り」の感情に支配されてしまい、「喜び」を感じることができません。
そのような、「怒り」ばかりのつまらない人生では無く、「喜び」を感じて日々を過ごしていきたいですね。
「怒り」が体を壊す
内臓が怒りによって早く老化してしまって、自分自身が知らないうちにじわじわと病気になっていくのです。
『怒らないこと-役立つ「初期仏教法話(1)』
怒りは、身体にも悪影響を与えるんだね。
「怒り」は、様々な病気の原因になります。わかりやすい所では、「ストレス」による「胃潰瘍」などはよく聞くと思います。
「怒り」による体の不調は、主に「内臓」にダメージを与える為、前兆が分かり辛く、「治りにくい病気」になることも多いそうです。
少しでも、「夜眠れない」とか「何となく体調が悪い」場合は、心に問題があると考え、取り返しのつかなくなる前に、「怒り」に対して対策をした方が良いでしょう。
「怒る人」ほど頭が悪い
怒っているときの自分の心を観察してみて下さい。そのときは智慧も湧いてこないし、明るさもないし、適切な判断もできないでしょう?
『怒らないこと-役立つ「初期仏教法話(1)』
怒りに支配されないように気をつけないとΣ(゚д゚lll)
怒っている時は、「怒り」に自分の脳が支配されてしまう為、普段の合理的な判断ができなくなってしまいます。
例えば、あなたが怒った時のことを思い出して見て下さい。
「どうすれば相手を打ち負かせるか」ばかり考えたり、「普段言わないような相手の悪口」を平気で言ったり、後で冷静になって考えてみたら、おかしな事をしている方も多いのでは無いでしょうか。
「怒り」によって、「合理的な考えができない馬鹿になる」ということを、頭に入れておくことが必要です。
「怒り」はすぐに他人に伝染する
人間は、自分の感情をすぐ他の人の感情と合わせてしまいます。人間というのは弱いもので、すぐ周りの影響を受けてしまうのです。
『怒らないこと-役立つ「初期仏教法話(1)』
どうせなら、笑顔を伝染させたいね。
「怒り」は、本人だけでは無く、周りにも影響を与えてしまいます。
例えば、友達と仲良く話している所に、「すごく怒っている人」を一人入れたらどうなるでしょうか?
そこにあった「楽しさ」は一瞬で消えてしまい、その場が「怒り」の感情に支配されてしまいます。
「怒り」によって、周りにいる人の「幸福」を奪ってしまうことを、覚えておかなくてはなりません。
どうせ伝染するのなら、「怒り」ではなく、「喜び」や「楽しさ」などのポジティブな感情を伝染させたいですね。
おわりに
今回は、【「怒り」の感情が幸せを壊す4つの考え方】をテーマに、本: 『怒らないこと-役立つ「初期仏教法話(1)』 の内容を紹介させて頂きました。
次回も、同じ本の内容を基に【「怒り」の収め方】の記事を書く予定ですので、よろしければご覧ください。
興味のある方は、本の方も読んでみてください。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
コメント