【ファイナンス的考え方は優柔不断を改善する】あれか、これかをレビュー

この記事は約7分で読めます。

自己啓発本マイスターのハナハナです。

皆さんは、人生で決断を迫られた時にどのような基準で物事を判断していますか?

選択に迷った時、ファイナンス的な考え方を活用することで、「より良い決断を下せるようになりましょう」という記事です。

今回は、【ファイナンス的考え方は優柔不断を改善する】を、本:『あれか、これか』を基に紹介します。

ファイナンスは、投資や企業の資金調達の際により良い選択をするために実際に活用されている考え方です。

私たちの普段の生活にも応用出来ますので、よかったら参考にしてみてくださいね。

この記事は、こんな人にオススメ!

・優柔不断である

・選択をした後に後悔することが多い

・ファイナンス的な考え方を知りたい

本:『あれか、これか』とは?

2500件以上の企業価値評価を手がけたファイナンスの第一人者である著者が、ファイナンスの考え方を紹介している本です。

前半は、身近な例を交えてファイナンスの基礎的な考え方を紹介しており、全く知識が無い人にもファイナンスの全体像が掴めるようになっています。

後半は、4つのノーベル賞理論を紹介しており、特にこれからファイナンスを勉強したい方や現在勉強中の方にも、参考になる内容だと思います。

私は全くの専門外ですが、普段の生活に生かせる内容もあり、ファイナンスについてもっと知りたくなりました。

興味がある方は、是非読んでみてくださいね。

ファイナンス的考え方は優柔不断を改善する

3つの中で最も価値が高いのは?

どれかを差し上げます。選んでください。▼①ギザのピラミッド▼②ヴェルサイユ宮殿▼③現金10億円

『あれか、これか』より
ハナハナ
ハナハナ

現金の魅力には勝てないよね。

ファイナンス的な考え方を理解するために、本の中で上記の問いがありました。

皆さんは、無料で貰えるなら①〜③のどれを選びますか?

多くの方もそうだと思いますが、私は迷わず①現金10億円を選びました。

しかし、著者曰くファイナンス的な考え方では、現金10億円を選ぶのは最も愚かな考え方だそうです笑

人は、現金を目の前にすると舞い上がってしまい、物の価値を判断するプロセスを放棄してしまうんです。

ここで1つ、「ピラミッドやヴェルサイユ宮殿の価値とは?」と疑問に思う方もいると思います。

次章では、上記問いに対するファイナンス的な考え方を紹介します。

ファイナンスは未来を考える

モノの価値はそれが生み出す将来のキャッシュフローの総和で決まる。

『あれか、これか』より
ハナハナ
ハナハナ

ファイナンス的な考え方って、すごく前向きなんだね。

ファイナンス的な考え方では、モノの価値は将来どれだけお金を生み出すか(キャッシュフローの総和)で決まるとされています。

ヴェルサイユ宮殿やピラミッドでは、主に入場料がそれに当たります。

例えばヴェルサイユ宮殿の場合、一般的なプランで考えると

[入場料:約2160円]×[入場者数:771.4万人/年]=約167億円/年

となり、入場料だけで年間約167億円の収益があります。

その他の収入や設備維持費等が不明ですが、10億円ならば少なくとも一年以内に回収出来そうですね。

ファイナンス的な考え方では、現金は最も価値の低い資産に分類されており、ヒト、モノ、カネの順で、キャッシュフローを生み出すと考えられています。

今より成長したいと考えている人は、キャッシュフローを生まない貯金に回すより、自己投資をして将来の稼ぎを増やす方が良いということですね。

これまで支払ってきたコストを選択の基準にしない

これまであなたがその職場にどれだけの犠牲を払ってきたかも関係ない。

『あれか、これか』より
ハナハナ
ハナハナ

過去のことは関係ないんだね。

これまで支払ってきたコストを、選択の基準にすべきではありません。

例えば、あなたがある分野の資格を取りたいと思い、セミナーに通っていたとします。

しかし、時間が経つ内に別のことに興味が出てきましたが、「せっかくお金を掛けてセミナーに行ったんだから」と、結局セミナーに通い続けることを優先し、新たなことを始めるのは諦めました。

この選択をファイナンス的に考えると、最初から通っていたセミナーより、興味が出てきたことを優先するべきでした。

あなたが考えるべきは、現時点で将来のキャッシュフローが良いと思われる方法ですので、過去のコストを考える必要はありません。

今まで支払ってきたコストを気にするのは、過去に縛られた不自由な生き方なのです。

将来のリスクを下げるには?

現代ポートフォリオ理論とは「分散効果」と「相関効果」の2つを組み合わせることによって生まれた「リスクだけを下げる錬金術」なのである。

『あれか、これか』より
ハナハナ
ハナハナ

ノーベル賞を取った人の考え方でも、意外とシンプルなんだね。

将来のリスクを下げる方法は、ノーベル経済学者のハリー・マーカウィッツが提唱した現代ポートフォリオ理論によると以下の2つです。

①分散投資

②真逆な物に投資

両方とも日常生活で応用出来そうな考え方ですね。

①の分散投資では、何かやりたい事があれば1つに絞るのでは無く、色々なことに挑戦するのが良いでしょう。

色々なことをやってみて、自分に合うことを探せば良いと思います。

②の真逆な物に投資では、普段自分が取り組んでいることと全く別のことに挑戦してみると、視野が広がり新たな可能性が広がるかもしれません。

いずれにしても、1つの事に捉われずに色々な経験をして将来に備えていきたいですね。

おわりに

今回は、【優柔不断を改善する「ファイナンス的」人生選択の技術】を、本:『あれか、これか』を基に紹介しました。

ファイナンス的な考え方を参考にすると、明るい将来に向けて前向きに選択できるようになります。

また、別記事では「自己成長」に役立つ「投資家」的な考え方も紹介していますので、良かったら参考にしてみてくださいね。

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最後まで読んで頂き、ありがとうございました。

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