自己啓発本マイスターのハナハナです。
子育てをしていると、色々と迷うこと、疑問に思うことが出てきますよね。
今回は、子育てで感じる4つの疑問と解決方法を、本:『「学力」の経済学』を基に紹介します。
目次
『「学力」の経済学』とは?
教育経済学者の著者が、今まで思い込みで語られてきた「教育」を「データ分析」により解き明かした画期的な一冊です。
子育てで感じる4つの疑問と解決方法
Q1 ご褒美にお金を与えてはいけないの?
A お金を与えても大丈夫です。(常識の範囲内の金額で)
お金というご褒美を頭ごなしに否定するのではなく 、金融教育も同時に行えば 、子どもたちは 、お金の価値に加えて 、貯蓄することの大切さまでも学んでくれるのです 。
『「学力」の経済学』より
お金を使う勉強も大事なんだね。
皆さんも子どもの頃、お小遣いを貰った後、すぐに目の前の好きなものを衝動買いして、後悔したことはありませんか?
子どもが小さい頃にお金を与えることに、抵抗がある方も多いと思いますが(私も抵抗があります)、お金の大切さは実際に使ってみないとわかりません。
『ご褒美のお金』を与えることで、子どもに、お金の大切さを学ぶ機会を与えては如何でしょうか。
※お金を与える場合は、お子さんの年齢に合った常識的な金額として下さいね。
Q2 暴力的なゲームをすると、暴力的な子どもになる?
A なりません。
ゲ ームの中で暴力的な行為が行われていたとしても 、それを学校や隣近所でやってやろうと考えるほど 、子どもは愚かではない
『「学力」の経済学』より
無理やり辞めさせると、子どものストレスになるんだね。
普段からゲームをやる方はわかると思いますが、ゲームをやった後は頭の中がスッキリします。
何時間も連続して暴力的なゲームをしていると、悪影響がでる可能性がありますが、時間を決めて行えば、むしろ「ストレス発散」の効果があり、良い気分転換になるようです。
Q3 「テストで良い点でご褒美」と、「本を読んだらご褒美」どちらが良いの?
A 「本を読んだらご褒美」
本を読むことにご褒美を与えられた子どもたちの学力の上昇は顕著でした 。
『「学力」の経済学』より
より具体的な課題の方が、想像しやすくモチベーションが上がるんだね。
子どもが小さい頃は、「テストで良い点でご褒美」と言われても、どうしたらテストで良い点を取れるのかわかりません。
その為、アウトプットテストの点数では無く、インプット「本を読む」「書き取りをする」などの具体的な行動に対してご褒美を与えるのが効果的なようです。
Q4 テレビゲームをすると勉強時間が減る?
A 減らない
テレビやゲ ームをやめさせても学習時間はほとんど増えない
『「学力」の経済学』より
経験のある方もいらっしゃると思いますが、テストの前に集中する為、好きなことを辞めて勉強しようとしても、ついダラダラしてしまい勉強が進まない事があると思います。
研究結果からも、勉強時間とゲーム時間の因果関係は確認されていません。
※但し、ゲームの時間が1日2時間を超えると、学習時間への負の影響が飛躍的に高まるようですので、必ず時間を決めて行うようにして下さい。
おわりに
皆さんが普段、何となくこうだと思っていることが、実は根拠のない思い込みだったという可能性があります。
本書では、今まであまりデータが使われることが無かった「教育」を、徹底的にデータを用いて分析しています。
上記で紹介したことは、本書のほんの一部分で、他にも様々な事例、考え方が紹介されています。
興味がある方は是非読んでみて下さい。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
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