【子育てに役立つ「アドラー心理学」の考え方5選】幸せになる勇気をレビュー

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自己啓発本マイスターのハナハナです。

子育てに役立つ「アドラー心理学」の考え方5選を、本:『幸せになる勇気』を基に紹介します。

この記事は、こんな人にオススメ!

・子供とどのように接すれば良いかわからない

・子供に習い事をさせるかどうか悩んでいる

・子供を全力でサポートしてあげたい

本:『幸せになる勇気』とは?

大ベストセラーとなり、「アドラー心理学」が広く知られるキッカケを作った『嫌われる勇気』の完結編です。

意気消沈し、3年ぶりに哲人のもとを訪ねた青年が、哲人との対話を通じて、「幸せになるための生き方」を学んでいきます。

「嫌われる勇気」で語られた「アドラー心理学」の考え方から一歩踏み込み、アドラーの核心に触れる内容となっています。

年齢、立場を問わず、生きていく上での指針になり得る一冊です。興味がある方は是非読んでみてくださいね。

子育てに役立つ「アドラー心理学」の考え方5選

あくまでも「支える」だけ。「無理矢理」はNG

教育とは「介入」ではなく、自立に向けた「援助」なのです。

『幸せになる勇気』より
ハナハナ
ハナハナ

子供は親の所有物では無いんだ。サポートする姿勢が大事なんだね。

子供に、親の夢や理想を押してつけてはいけません。

子供の頃に叶えられなかった夢を、親を基準にして、小さい頃から子供にやらせればできると思い、させている方もいるのではないでしょうか。

本当に子供が望んでやっているのならば良いですが、そうではない場合もあります。

子供は、親から言われれば、期待に応えようとして頑張るものです。

しかし、「親に認められるために頑張っている」ことを、「子供が好きでやっている」と勘違いしてはいけません。

子供が小さい頃は、本当にやりたいことがわからないと思いますが、子供をよく観察して、親子で一緒にやりたいことを探してみましょう。

親子でも、違う人間です。考え方や価値観は全く違うということを忘れないことが重要です。

「教える側」が尊敬を忘れてはいけない

役割として「教える側」に立っている人間が、「教えられる側」に立つ人間のことを敬う。

『幸せになる勇気』より
ハナハナ
ハナハナ

子供に対して傲慢になるのは🆖。意思を尊重してあげよう。

教える側が、相手に対しての尊敬を忘れてはいけません。

アドラー心理学で言う尊敬とは、「その人が、その人らしく成長発展していけるよう、気づかうこと」とされています。

教える側は、立場上どうしても傲慢になりがちで、自分の考えを一方的に相手に押し付けることがあります。

しかし、人間の価値には優劣が無く、「教える側が偉い」ということはありません。

まずは、その人のありのままを認めた上で、そこから成長発展するための援助をしていくことが必要です。

暴力は信頼関係を壊す

叱責を受けたとき、暴力的行為への恐怖とは別に、「この人は未熟な人間なのだ」という洞察が、無意識のうちに働きます。

『幸せになる勇気』より
ハナハナ
ハナハナ

暴力は絶対ダメ!コミュニケーションは粘り強く。

怒りに任せた叱責、暴力は最低なコミュニケーション手段です。

皆さんも、大声で怒鳴られた時や、暴力を受けた時、その人への気持ちがスッと冷めた経験はありませんか。

「アドラー心理学」では、人間同士の関係は尊敬が大切としていますが、暴力は尊敬どころか軽蔑を生みます。

お互いの尊敬が存在しない関係では、教育どころか、まともなコミュニケーションを取ることもできません。

また、怒りに任せた叱責や暴力をする目的は、相手を威圧してこちらの要求を通すことです。

そのような安易で、未熟なコミュニケーション手段に頼ってはいけません。

最終的に決めるのは本人

水辺まで連れていくことはできても、水を呑ませることはできません。

『幸せになる勇気』より
ハナハナ
ハナハナ

子供のことを信頼してあげよう。

教育の後に、最終的に成長発展していけるかは、教育を受けた本人次第です。

この考え方を、アドラー心理学では課題の分離と言います。

いくら良い教育をしても、教育を受けた本人がありのままの自分を認め、自立に向けた勇気を持たなければ、成長することは難しいです。

教える側は辛抱強く、尊敬の気持ちを持って援助していくとこが必要です。

「自立」のために全力でサポートする

自分の人生は、日々の行いは、すべて自分で決定するものなのだと教えること。そして決めるにあたって必要な材料—例えば知識や経験—があれば、それを提供していくこと。それが教育者のあるべき姿なのです。

『幸せになる勇気』より
ハナハナ
ハナハナ

自分の頭で考えるられるようにサポートしよう。

「全てのことは自分で決められる、決めなければならない」ということを、教えることが大切です。

小さい頃は、食べ物や着る服など、全てを親が決めますが、いずれは全てのことを自分で決めなければなりません。

教える側は、知識や経験などたくさんのことを伝えることができますが、最終的に行動の責任を取れるのは本人しかいません。

そのためには、教育者がいつでも援助できることを伝え、子供たちの決断を尊重し、適度な距離感で見守ることが必要です。

おわりに

今回は、子育てに役立つ「アドラー心理学」の考え方5選を、本:『幸せになる勇気』を基に紹介させて頂きました。

子育てで大切なことは、「支えてあげる」ことです。尊敬を持って全力でサポートしてあげましょう。

本:『幸せになる勇気』の内容から紹介させて頂きましたが、理解するためには、『嫌われる勇気』から読むのをおすすめします。

最後まで読んで頂き、ありがとうございました。

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