自己啓発本マイスターのハナハナです。
皆さんは、「読書した方が良い理由」を考えたことがありますか?
私個人としては、「とにかく読書が好きで、読まずにはいられないから」ですが、どうやらそういう人は少数派のようです。
例えば、第53回全国大学生活協同組合連合会による学生生活実態調査では、53.1%が1日の読書時間を「ゼロ分」と回答したそうです。
最も知識欲に溢れており、時間があるはずの大学生でも、半数以上が読書をしていないとは驚きですよね。
また、念のため私の周囲の人に読書をするかどうかを尋ねましたが、前述の調査結果同様に読書をする人は少数派のようです。
そこで、読書の良さをもっと多くの人に伝えたいと思い、記事にしてみました。
今回は、【読書はなんのためにする?6つの理由】を、本:『政治学者が実践する 流されない読書』を基に紹介します。
読書をすると、たくさんの良いことがあるんです。
目次
本:『政治学者が実践する 流されない読書』とは?
政治学者の著者が、「流されない読書」をテーマに、読書について掘り下げている本です。
本書は、ただの読書術を取り上げた本ではありません。
本を読む理由から人はどう生きるべきかなど、多くの名著を引用しながら、幅広い視点で読書について書かれています。
読書好きはもちろんですが、普段あまり読書をしない方にも読書の奥深さを味わえる良書です。
興味がある方は是非読んでみてください。
あなたが読書した方が良い6つの理由
読書で「当たり前」と「つまらない」が無くなる
真実を知り、「常識」が「非常識」になる瞬間を体験できる。
本:『政治学者が実践する 流されない読書』より
読書は、人生を楽しく豊かにしてくれるんだね。
読書をすると、日常から「当たり前」と「つまらない」が無くなります。
例えば、ファッションブランド「シャネル」の創業者である「ココ・シャネル」の言葉に、次のようなものがあります。
「私のように、年老いた、教育を受けていない、孤児院で育った無学な女でも、まだ1日にひとつぐらい花の名前を新しく覚えることはできる」
道端に花が咲いていても、ほとんどの人は関心を示さずにただ通り過ぎるだけだと思います。
しかし、花の名前や特徴を知っていれば、季節の移り変わりを感じたり、楽しむことができます。
読書により、「当たり前」に存在していた花が、「特別な存在」に変わるのです。
読書をする理由には、勉強のためや、頭が良くなりたいなどがあると思います。
しかし、私が最も注目すべきだと思うのは「教養を身につけ、人生をより豊かに楽しくするため」です。
皆さんも、人生をより楽しく豊かにするために、読書しませんか。
読書は自分自身を変えてくれる
自分自身が変わったという実感を得られる。
本:『政治学者が実践する 流されない読書』より
「変わりたい」と思ったら読書をすれば良いんだね。
読書は、自分自身を変えてくれます。
例えば、トロント大学の研究では、小説を読む量が多いほど、他者の心の状態を読む成績が良かったそうです。
読書で、登場人物の感情を読み取る力が向上し、実際の人間関係も良好になったということです。
世の中には、数え切れないほど多くの本があり、それらには自分自身を変えてくれる可能性があります。
論理的な思考を鍛えたければ、科学に関する本を読んだり、具体的に解決したい内容があれば、実用書を読むなど。
世の中のほとんどのことは本の中に書かれており、迷ったり知りたいことがあれば、取り敢えず本を読めば答えを教えてくれます。
孔子の言葉に「自分であれこれ考えるのは、学ぶことにはおよばない」とあるように、自分1人の頭で考えるのには限界があります。
特に「変わりたい」と思っている方には、読書がオススメです。
読書は世界を広げてくれる
自分が生きている世界とは異なる世界に入り込む感覚を得られる。
本:『政治学者が実践する 流されない読書』より
読書でカバーできる範囲って凄く広いんだね。
読書は、自分の世界を広げてくれます。
戦前の哲学者三木清は、読書について以下のように語っています。
「単に自分自身の時代のみでなく、また過ぎ去つた時代について、単に、自分自身の国のみでなく、また世界について、全体の生活と思想について正しい見通しを得るために、多く読まなければならぬ。」
自分1人では決して経験できない過去や未来、遠い異国のことなど、本を読めばたった1000円程度で実際に体験したような感覚を得ることができます。
また、その中でも私が特にオススメするのは古典です。
現在も読まれている古典というのは、長い時代に渡り評価され、普遍的な価値を持つものだけが生き残っています。
「自己啓発本を10冊読むより、古典を1冊読んだ方が良い」と言われるくらい、古典の内容は素晴らしいものが多いです。
古典の中には難解なものも少なく無いですが、難しいと感じるようなら、解説書やマンガ版から読むのも良いでしょう。
私が最近読んで参考になったのは、新渡戸稲造の『武士道』です。
日本人のルーツとも言える「7つの徳」にはとても共感できました。
ぜひ、皆さんも古典に挑戦してみてください。
読書は孤独や絶望から立ち上がる力をくれる
本は絶望や孤独を励まし生きる力を与えてくれる。
本:『政治学者が実践する 流されない読書』より
読書は、辛い時の救いにもなるんだね。
読書は、孤独や絶望から立ち上がる力をくれます。
そもそも「読書は孤独で行うものでは?」と思われる方もいるかもしれませんが、そうではありません。
読書するということは、同時に著者と対話することでもあります。
普通なら経験できないような、著者の辛い経験や苦難を知ることができ、これから先の人生の予習をすることができます。
どんなに辛い出来事があっても、本からもっと苦労した人の体験談を学んでいれば、冷静になれますし、対策もとりやすくなります。
「自分だけが苦しい訳ではない」と分かるだけでも、気が楽になりますよね。
読書で出会った言葉は、自分だけの財産になる
自分自身の財産やお守りになるような言葉と出合える。
本:『政治学者が実践する 流されない読書』より
読書で出会った言葉を、積極的にアウトプットしよう!
読書で出会った言葉は、自分の知識・財産となります。
私は、読書する際に参考になった言葉を必ずメモするようにしています。
そして、ブログを書く時や普段の会話の際に活用させてもらっています。
これは、メンタリストDaiGoさんの「テクニカルターム」という考え方を基に実践していることです。
主に、読書で学んだ専門知識やデータを説明する際に入れることで、説得力が格段に上がります。
また、読書する時は、人に説明することを前提にすると、知識の定着率がアップします。
ワシントン大学の研究では、他人に教えるつもりで読むだけで、記憶の定着率が28%も上がったそうです。
皆さんも、読書で自分の知識・財産を増やしていきましょう。
読書したから生きていける
「本があったからこそ生きていける」という瞬間がある。
本:『政治学者が実践する 流されない読書』より
読書で学んだ言葉が、ふとした時に自分の支えになってくれるんだよね。
読書を続けていると、「読書したからこそ生きていける」という瞬間がやってきます。
実は、私も読書に救われた経験があります。
社会人に成り立ての時に、慣れない仕事にミスを連発し、上司からは毎日のように怒られる日々でした。
毎朝仕事に行くのが嫌で、メンタルはボロボロ、ほぼ鬱のような状態でした。
そんな私を救ってくれたのが一冊の「自己啓発本」でした。
それからは自己啓発本やビジネス書を読み漁り、仕事や自分自身の考え方を固めていきました。
読書には人生を変える力があります。
今悩んでいる方にこそ、読書はオススメです!
おわりに
今回は、【読書はなんのためにする?6つの理由】を、本:『政治学者が実践する 流されない読書』を基に紹介しました。
色々と読書の良さを紹介してきましたが、単純に読書することはとても楽しいことです。
皆さんに読書の良さが伝わりますように!
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
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