ハナハナ
デポについて解説します!
今回は、「デポ・デポ膜・デポ物」について解説していきます。
デポについて全く知らない方、異分野から半導体製造工程に関わることになった方など、初心者向けの記事になります。
デポ・デポ膜・デポ物とは?【半導体製造工程】
半導体製造工程のデポとは?
まずは、デポという言葉の意味について紹介します。
デポとは、デポジション(deposition)の略です。
デポジションには、(物質の)堆積、沈着、沈殿という意味があります。
半導体製造工程では、成膜のことをデポと呼びます。
また、成膜でできた膜をデポ膜と呼ぶこともあります。
次項では、半導体の成膜工程について簡単に説明します。
成膜とは
半導体製造工程には、下の図のようにウェハ表面に膜を付ける「成膜」と呼ばれる工程があります。
主な膜の種類としては、配線の役割を果たす金属膜や、層間を絶縁する絶縁膜などがあります。
成膜工程の種類としては、大きく分けて4つに分類することが出来ます。
①液相法②気相法③シリコン酸化法④塗布法
成膜については、以下の記事でも紹介しています。
半導体の成膜工程(種類と目的)とは?【概要】
ハナハナ半導体の成膜工程について解説します!今回は、「半導体の成膜工程(種類と目的)」について解説していきます。半導体の成膜工程について全く知らない方、異分野から半導体の製造工程に関わることになった方など、初心者向けの...
デポ物とは?
半導体製造の現場では、「デポ物」という言葉を使うことがあります。
「デポ物」の使用例としては、
「エッチングチャンバー内に、デポ物が付着している」
「デポ物がホトマスクに付着した」
というように、デポ(成膜)によって形成した膜が、異物として残っている場合に使用することが多いです。
以上、「デポ・デポ膜・デポ物」についての説明でした。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
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