【権威性の法則(ルール)とは?意味と具体例】影響力の正体 説得のカラクリを心理学があばくをレビュー

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自己啓発本マイスターのハナハナです。

皆さんは、「権威性の法則(ルール)」という言葉を聞いたことはありますか?

簡単に言うと、社会的に立場が上とされる人の言動に従おうとする人間の心理のことです。

記事の中で説明させて頂きますが、権威性のルールが持つ影響力は非常に強く、皆さんも知らない内に権威性のルールの罠にハマっているかもしれません。

今回は、権威性の法則とは?意味と具体例】を、本:『影響力の正体 説得のカラクリを心理学があばく』を基に紹介します。

本:『影響力の正体 説得のカラクリを心理学があばく』について、詳しく知りたい方は以下の記事を参照ください。

本:影響力の正体(武器)を要約・解説【他人からYESを引き出す本】
自己啓発本マイスターのハナハナです。あなたは、他人を説得するのは得意ですか?他人に、思い通り「YES」と言わせることが出来れば、あなたの人生は楽しく、今よりもっと充実したものになるでしょう。あなたはこの先、仕事や恋...
この記事は、こんな人にオススメ!

・上司の指示には素直に従う

・高級車にはつい道を譲ってしまう

・権威性のルールについて知りたい

本:『影響力の正体 説得のカラクリを心理学があばく』とは?

心理学の世界的な名著『影響力の武器』の新訳版です。

『影響力の武器』よりも訳が分かりやすく、Kindleでも発売されているので、これから読みたいと考えている人にはオススメです。

他人を説得するカラクリについて、心理学の知見を基に解説しています。

本当に内容が濃く、著者の35年に及ぶ実証ベースの正確な調査と、3年間の研究からまとめられた6つのルールを基本として構成されています。

メンタリストのDaiGoさんも、この本の内容をよく引用しており、心理学に興味がある方には必読の一冊です。

他人を動かす「権威性の法則」

権威性の法則とは?

わたしたちは生まれたときから教えこまれているのです 、適切な権威に従うことは正しく 、従わないことは間違いだと 。

『影響力の正体 説得のカラクリを心理学があばく』より
ハナハナ
ハナハナ

権威性の法則の力ってすごいんだね。

まずは、「権威性の法則」について簡単に説明致します。

権威性の法則とは、社会的に立場が上とされる人の言動に従おうとする人間の心理のことです。

例えば、会社の上司や学校の先生などに指示されたら、多くの人は素直に従いますよね。

権威者に従うことは、ほとんどの場合、ある状況下で適切な行動を取るための道しるべになります。

一般に、権威者は他者より優れた知識や経験を持っています。

そのため、多くの人は権威性の法則に機械的に従う傾向があります。

しかし、時には権威性の法則に従ったことで、思いもよらない出来事、弊害が発生することがあります。

次章では、そんな権威性の法則により引き起こされた出来事を、具体例を交えて紹介致します。

皆さんの身近な所にも、権威性の法則の罠が潜んでいるかもしれません。

権威性の法則とは?

・社会的に立場が上とされる人の言動に従おうとする人間の心理。

・権威性の法則に従うことで、思わぬ弊害が起こることもある。

権威性の法則を示す4つの具体例

看護師の投薬ミス

正真正銘の権威者が命令すれば 、それが無意味で 、ほかに正しいことがあったとしても関係ないのです 。

『影響力の正体 説得のカラクリを心理学があばく』より
ハナハナ
ハナハナ

看護師さんにとっても、医師の存在は大きいんだ。

まずは、医療現場で実際に起こった事例について紹介致します。

この事例は、医師が持つ権威の力の大きさを示してくれています。

ある病院で、医師が看護師に対して投薬の指示を出しました。

しかし、医師が指示した内容は明らかに不可解で、右耳の痛みを訴える患者の尻に、点耳薬を投与するという内容でした。

右耳が痛いのであれば、右耳に直接点耳薬を投与する必要がありますが、看護師も患者も疑問を抱くことは無く、医師の判断に従いました。

結果としては、当然薬の効果は無く、医師の投薬指示は間違っていました。

この時、何故医師が指示を間違ったかと言うと、right year(右耳)を省略してrear(尻)と書いたため、看護師に誤った指示が伝わっていたのです。

看護師からすれば、尻に点耳薬を投与するという指示を受けたのは初めてで、当然疑問に思うはずです。

普通であれば、投薬前に一度医師に確認を取るべきでしたが、権威の力が働いたことで、医師からの指示に疑問を抱くことすら無かったそうです。

権威性の法則は、経験豊富な看護師の判断をも狂わせる強力な力を持っているのです。

ポイント①

・権威性の法則により、医師の明らかに誤った指示でも、看護師が従ってしまうことがある。

権威は見た目のサイズを変える

〝教授 〟の見た目の身長は 、〝学生 〟のそれより約 4センチメ ートルも高かったのでした 。

『影響力の正体 説得のカラクリを心理学があばく』より
ハナハナ
ハナハナ

確かに、偉い人って存在感あるよね。

次に紹介させて頂くのは、権威が見た目のサイズに影響を与えた例です。

この研究では、権威が見た目のサイズ認識にどのような影響力を与えるのかを調査しました。

オーストラリアの大学で、5つのクラスそれぞれで、1人の男性を紹介していきました。

あるクラスでは、男性を学生と紹介し、次のクラスでは実験助手講師上級講師教授というように、肩書きを変えていきました。

そして、各クラスで男性の身長を尋ねた結果、地位が上がるにつれて、見た目の身長も平均1cmずつ増えていったそうです。

また、この身長と権威の関係は、逆の場合ついても成り立つことが分かっています。

例えば、身長が高い人と低い人では、身長が高い人の方が、地位が高いと見られる傾向にあります。

交渉をする時に、底の厚いブーツなどで身長を高く見せると、交渉を有利に進めることが出来ると言われています。

ポイント②

・権威は、見た目のサイズに影響を与える。

・身長を高く見せると、地位が高いように見られる。

服装と権威

わたしたちの文化の中で伝統的に権威者の地位を示すものとされてきたそれは、仕立てのいいスーツです。

『影響力の正体 説得のカラクリを心理学があばく』より
ハナハナ
ハナハナ

見た目だけで判断すると、ダメな場合もあるんだね。

続いては、服装と権威の関係について紹介致します。

服装肩書きと並ぶ権威の象徴で、相手から機械的に「YES」を引き出す影響力を持っています。

服装と権威の関係を明らかにするために、テキサスで以下のような実験が行われました。

実験内容&結果

☆実験内容

・歩いている男性にわざと信号無視をさせて、他の通行人の行動を観察する。

・実験は、男性がスーツを着ている場合、シャツを着ている場合の2パターンで実施。

★実験結果

男性がスーツを着ている時の方が、通行人が男性の後に続いて信号無視をする割合は3.5倍多かった。

実験結果から、スーツを着ている人の行動には、より多くの人が従うことが確認できました。

同じ男性でも、服装が違うだけで結果が変わったことから、多くの人は服装を権威の象徴だと見なしていることが分かります。

詐欺師が他者を騙そうとする時は、高級スーツや警察官の服装など、分かりやすい権威の象徴を身に付けることが多いそうです。

例え中身が無くても、服装だけで人を騙せるほど、服装が持つ影響力は強力だということですね。

ポイント③

・権威ある服装をしている人の言動には、多くの人が従おうとする。

・服装は、権威の象徴だと見なされている。

権威と高級車

高級車のオーナーは特別な敬意を払われるそうです 。

『影響力の正体 説得のカラクリを心理学があばく』より
ハナハナ
ハナハナ

高級車の前走るの嫌だよね。

最後に、高級車と権威の関係について紹介致します。

高級車も、服装と同様にその人の権威を示す1つの象徴になっています。

サンフランシスコで、権威と高級車の関係を明らかにする以下の実験が行われました。

実験内容&結果

☆実験内容

・信号待ちをしている車に、青信号になってもわざと発進しないように指示し、後続車の反応を観察する。

・実験は、普通車と高級車の2パターンで実施。

★実験結果

◯発進しない車が普通車の場合

ほぼ100%の車がすぐにクラクションを鳴らした。

◯発進しない車が高級車の場合

50%の車がクラクションに触れることも無く、高級車が発進するまで大人しく待っていた。

実験結果より、高級車のオーナーは普通車のオーナーより特別な敬意を払われていることが確認できました。

皆さんも、前にいる車が高級車の時に、意識して車間距離を開けた経験はありませんか?

多くの人は、乗っている人が誰であろうと「高級車」というだけで、権威や威圧感を感じています。

それだけ、高級車が持つ影響力は大きいということなんですね。

ポイント④

・高級車は、周囲から特別な敬意を払われている。

・高級車はクラクションを鳴らされにくい。

権威性の法則と上手く付き合っていくために

真実を見極める

権威者の資格と 、その資格が今話題になっていることとどう関係があるのか 、です 。

『影響力の正体 説得のカラクリを心理学があばく』より
ハナハナ
ハナハナ

権威者の中身を見極めるのが大事なんだね。

これまで、権威性の法則が他者に与える影響を、4つの具体例を基に紹介してきました。

それでは、私達が権威性の法則の罠に嵌らないためには、どのように行動すれば良いのでしょうか?

その解決策として、本書の中では1つの答えを提示しています。

それは、権威性の法則の圧力に負けそうになった時に、自分自身に対して以下の問い掛けをするというものです。

「この権威者は 、本当に専門家なのか ? 」

『影響力の正体 説得のカラクリを心理学があばく』より

多くの人は、肩書きや外見で一度その人を権威者と判断すると、機械的に従う傾向があります。

ほとんどの場合はそれで問題ありませんが、中には権威者を語る偽者や、肩書きだけで有名無実な権威者も存在します。

権威者を無条件で信用するのは辞めて、まずはその人が本当に専門家なのか、権威者に値する実力を持っているのかを見極めましょう。

少しでも違和感を感じた場合は、友人や他の権威者に相談するなどして、これからの付き合い方を検討した方が良いでしょう。

ポイント⑤

・権威者を盲目的に信用してはいけない。

・まずは、権威者が信用に値する人物かどうか見極めること。

おわりに

今回は、【権威性の法則とは?意味と具体例】を、本:『影響力の正体 説得のカラクリを心理学があばく』を基に紹介しました。

記事の中で最も重要なポイントは、偉い人でも盲目的に従ってはいけないということです。

その人がどんなに偉い人でも、権威ある専門家であっても、間違うことはありますし、もしかしたら悪意を持ってこちらを騙そうとしているかもしれません。

最終的に責任を取るのは自分です。

周りとよく相談して、自分の頭で考えて、納得した上で結論を出すことが重要です。

最後まで読んで頂き、ありがとうございました。

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