自己啓発本マイスターのハナハナです。
皆さんの働き方は、新型コロナウィルスの前後で変化がありましたか?
テレワークやオンライン会議など、慣れないことに戸惑っている方もいると思います。
今回は、【コロナ前後で変わる4つのビジネススキル】を本:『「ニューノーマル」最強仕事術』を基に紹介します。
目次
本:『「ニューノーマル」最強仕事術』とは?
本:「ニューノーマル」最強仕事術の概要
毎年150日以上の講演・セミナーを行い、20000人以上のビジネスパーソンを指導してきた著者が、コロナ前後で変わった働き方の新基準を解説している本です。
コロナ前後で、会社員の立ち位置は大きく変わりました。
今まで評価が高かった人も、これまで通りの考え方では通用しなくなるかもしれません。
逆に、今まで目立たなかった人は、新時代の評価基準を知ることで、自身の価値を上げるチャンスを掴むことができるでしょう。
新時代の「目標管理」「時間管理」「報連相」など、コロナに関わらず全ての社会人に参考になる内容になっています。
興味がある方は是非読んでみてくださいね。
以下は、本:「ニューノーマル」最強仕事術の目次です。
序 章 「コロナ後」の変化にあなたは対応できているか?
第 1章 「コロナ後」を生き残る「目標管理」の新基準
第 2章 上司・同僚を動かす「報連相」の新基準
第 3章 成果をあげ 自分を磨く「時間管理」の新基準
第 4章 しかけて発揮! 「チームワーク」の新基準
本:「ニューノーマル」最強仕事術 目次より
コロナ前後で変わる4つのビジネススキル
①コンセプチュアルスキル
これからの社員は、社内個人事業主として、成果をあげることを求められる
本:「ニューノーマル」最強仕事術より
今までよりも、全体を把握して判断する力が求められるんだね。
コロナ前後で変わる1つ目のビジネススキルは、コンセプチュアルスキルです。
あまり聞き慣れない言葉だと思いますので、簡単に説明致します。
コンセプチュアルスキルは、今まで経営者や幹部に必要な能力とされていました。
社内の小さな問題や経営に関わる大きな問題まで、総合的に判断し会社をより良い方向に導くために重要なスキルです。
逆に一般社員には、これまであまり重要視されてきませんでした。
担当者レベルでは、個々の現場の課題を解決したり、目の前のお客様の要望を叶えるなど、それぞれの役割を果たすべきだと考えられてきたからです。
しかし、コロナ後は以前より成果が重視されるようになり、「創造力」「企画力」といった能力や、会社の今後を見通した積極的な「提案力」が求められるようになってきました。
会社の評価制度も、年功序列から成果主義に変わり、今までのように大幅な右肩上がりの成長が見込めない中、成果を上げられない社員は生き残れなくなってきています。
また、テレワークなどで上司との接触回数が減ったことで、過程よりも結果に重きを置かれるようになってきています。
社員は個人事業主化し、上司をクライアントと捉え、報告は義務からサービスへ変わります。
メールなどでやり取りすることが増え、評価方法も対面コミュニケーションから、文字情報へと変化してきています。
より評価の高い報告をするために、「結論から」「ひとことで」を意識してみましょう。
全体的に暗い話に聞こえるかもしれませんが、決して悲観することはありません。
社員が個人事業主化するということは、個人の力が上がってきたということです。
SNSやYouTubeなど、個人が影響力を持ちやすい環境が整ってきました。
個人としてのスキルを磨き、どこでも通用するよう影響力を高めていきましょう。
②ヒューマンスキル
対面コミュニケーションを苦手にしていた人々も評価をアップできるチャンスが生まれます。
本:「ニューノーマル」最強仕事術より
今まで目立たなかった人にもチャンスがあるんだ。
コロナ前後で変わる2つ目のビジネススキルは、ヒューマンスキルです。
コロナ以前では、ヒューマンスキルは対面のコミュニケーションが大部分を占めていました。
会話が上手く、人間力で周囲を引っ張っていくような人が、成果を上げる傾向にありました。
しかし、コロナ後は非対面のコミュニケーションへ移行し、求められるスキルも変わってきました。
テレワークが進む中、こまめな中間報告が重視されたり、メンバー同士の結びつきが希薄になったことで、「ファシリテーションスキル」が求められています。
非対面のコミュニケーションは、対面のコミュニケーションに比べて本音を言いづらい傾向にあります。
そのため、ビデオ会議やチャットなどでは上辺だけの会話に終始し、思った通りの結論に達するまで時間が掛かることが多いです。
そこで重要な役割を果たすのがファシリテーションスキルです。
話を本筋に戻したり、会議を前進させる発言を促すなど、社員同士の繋がりが希薄になってきたからこそ、調整役の需要は高まってきています。
今まで、コミュニケーションが苦手だった人にもチャンスがあります。
例えば、相手の感情を読み取る能力は、内向的な人の方が高いと言われています。
オンラインで相手の感情が分かりにくくなったからこそ、聞き手は発言の意図を正確に理解したり、効果的な質問をすることが重要です。
また、対面のコミュニケーションが減ってきた中で、成果をどう伝えるかを考える必要がでてきました。
常に上司が近くで進捗を見守ってきた今までと違い、自分の言葉で成果を伝えなければいけません。
本の中では、成果を効果的に伝える3つのポイントが紹介されています。
①成果を数字で話す ②やったことを話す ③その中で工夫したことを話す
本:「ニューノーマル」最強仕事術より
皆さんも、報告の際に是非活用してみてくださいね。
③テクニカルスキル
狭い範囲の業務知識ではなく幅広い専門知識が求められるようになります。
本:「ニューノーマル」最強仕事術より
ライバルが外部の専門家って‥頑張らないと;
コロナ前後で変わる3つ目のビジネススキルは、テクニカルスキルです。
社員の個人事業主化により、ライバルは同じ会社の社員から外部の専門家に変わります。
成果の見えにくい間接部門などは、徐々にアウトソーシング化が進んでおり、部署が丸ごと消滅するという事態も現実に起こっています。
今までは、狭い分野の専門知識しか持たなかった人でも、個人事業主化が進むことで幅広い専門知識が求められるようになります。
多くの企業で使われているオフィスソフトやネットワーク知識のみならず、これからはZoom、Teams、Slackなど、様々なツールを幅広く効果的に活用できることも求められてきます。
ついこの間までは、新型コロナウィルスの影響で働き方が変わるとは、誰も想像できた人はいませんよね。
変化著しい今の時代に於いて、働く側も常に変化を敏感に察知し、その時々に必要なスキルを身につける柔軟性が必要です。
④人間力
目立たなくても、粘り強く目標に向けた、行動を続けられることが必要になります。
本:「ニューノーマル」最強仕事術より
成果は金額で示すのが良いんだね。
コロナ前後で変わる4つ目のビジネススキルは、人間力です。
人間力は、2003年に内閣府が発表した「人間力戦略研究会」の報告書の中で以下のように定義されています。
社会を構成し運営するとともに、自立した一人の人間として力強く生きていくための総合的な力
人間力戦略研究会報告書より
かなり曖昧な定義ですが、私なりに以下のように解釈しています。
先程申し上げた通り、コロナ後は過程よりも結果が重視されるようになってきました。
今まであまり目立たなくても、目標に向かってコツコツと努力を積み重ね、着実に成果をあげる人が評価されるようになります。
逆に、今まで威圧感や声が大きいことで評価されてきた人は、非対面のコミュニケーションでは、その部分がプラスに働くことは少ないでしょう。
また、成果を示す時は必ず数字で表し、できれば金額換算するように心掛けましょう。
KPI(重要業績評価指数)を活用するのも効果的です。
KPIは、最終的な目標達成の鍵となる成果の指標で、例えば営業マンであれば最終的な目標額に対しての「提案件数」や「提案決定率」などの指標のことです。
つまり、「最終的な目標に対しての手段を数値化したもの」です。
KPIを設定することで、上司が離れた所にいても部下の状況を把握でき、部下としても上司への報告が簡易化出来るのです。
おわりに
今回は、【コロナ前後で変わる4つのビジネススキル】を本:『「ニューノーマル」最強仕事術』を基に紹介しました。
コロナ後の新たなビジネススキルを身につけ、皆さんが今まで以上に活躍されることを願っております。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
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