【人を動かす方法 3原則と本の概要】人を動かすをレビュー

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自己啓発本マイスターのハナハナです。

皆さんは、他人に思い通り動いて欲しいと思ったことはありませんか?

実は、人を動かすための普遍的な原則が存在するのです。

今回の記事では、【人を動かす3原則と本の概要】を、世界的な名著である本:『人を動かす』を基に紹介します。

この記事は、こんな人にオススメ!

・他人に思い通り動いて欲しい

・人間関係を改善したい

・本:『人を動かす』の内容を知りたい

【デールカーネギー著、山口博訳】

人を動かす3原則

①盗人にも五分の理を認める

人を批評したり、非難したり、小言を言ったりすることは、どんな馬鹿者でもできる。そして、馬鹿者に限って、それをしたがるものだ。

本:『人を動かす』より
ハナハナ
ハナハナ

相手を理解しようとする気持ちが大事なんだね。

人を動かす一つ目の原則は、「盗人にも五分の理を認める」です。

あまり聞き慣れない言葉だと思いますが、決して難しい考え方ではありません。

ここで言う「盗人」とは、自分から見て明らかに間違っていたり、違和感を感じる相手の言動のことです。

例えば、「この人、明らかに言ってることおかしいじゃん」と感じると、ほとんどの人は間違いを指摘したり、その人の言葉に聞く耳を持たなくなりますよね。

でも、相手を否定したり拒絶することって、実はとても危険なことなんです。

否定や拒絶の感情を読み取った相手は、すぐに防御体制を敷いて、自分を正当化する論理を組み立て始めます。

明らかに論理が破綻している場合でも、まずは感情のままに、自尊心が傷つかない言い訳を考えていきます。

つまり、相手を否定することは、相手の自尊心を傷つけ、反抗心を生むということです。

人と接する時に、相手を論理の動物だと思ってはいけません。

人間は、まず感情が動き、その後に、自尊心と虚栄心を満たすための論理を組み立てていきます。

ビジネス書の名著『7つの習慣』では、他人と接する時にはまず、「理解に徹すること」と教えています。

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相手を非難したり、論破することに意味はありません。

まずは、相手を理解する努力をしてみましょう。

ポイント

否定や拒絶は、相手の反抗心を生む。まずは、理解する努力をしてみよう。

②重要感を持たせる

すなわち、自ら動きたくなる気持ちを起こさせること──これが、秘訣だ。

本:『人を動かす』より
ハナハナ
ハナハナ

なるほど。人から頼られるのって嬉しいもんね。

人を動かすニつ目の原則は、「重要感を持たせる」です。

人は、周囲から重要な人物だと思われたいという強い欲求を持っています。

例えば、アメリカ大統領のジョージ・ワシントンは、周囲から"合衆国大統領閣下"と呼んでもらいたがり、コロンブスは"海軍大提督、インド総督"の称号を欲しがったそうです。

また、重要感はそれがお世辞でも効果があるとされており、リンカーンの書簡には「人間は誰しもお世辞を好む」と書かれたものが残っているそうです。

お世辞の力については、以下の記事でも紹介しています。

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USスチールの創業者で"鉄鋼王"と呼ばれたアンドリュー・カーネギーは、次期社長にチャールズ・シュワッブという男を指名しました。

シュワッブは、38歳という異例の早さで社長に就任しました。

この大抜擢の背景として、彼が人を扱う名人だったことが一因だったとされています。

シュワッブは、他人に対して褒めること励ますことを何より大切にしていました。

部下の長所を伸ばすために、気に入ったことがあれば心から賛成し、惜しみない賛辞を与えました。

決して、細かい指示を出す必要はありません。

相手に重要感を持たせることが出来れば、自然と仕事に熱が入り、主体的に動いてくれるようになります。

ポイント

相手に重要感を持たせる。ポイントは、長所を褒めること、励ますこと。

③人の立場に身を置く

まず、相手の心の中に強い欲求を起こさせること。

本:『人を動かす』より
ハナハナ
ハナハナ

相手の立場に立つことって、簡単なようで難しいよね。

人を動かす三つ目の原則は、「人の立場に身を置く」です。

「相手の立場に立ちなさい」という言葉は、皆さんも小さい頃から言われてきたと思いますが、本当に実践できている人は少ないように感じます。

例えば、相手に商品を買ってもらいたい時に、多くのビジネスパーソンは商品の性能や会社の歴史・実績などをアピールすると思います。

「この商品は素晴らしい性能を持っているんです」「創業100年の歴史があります」「業界No1のシェアを誇っています」

でも、いくら商品や実績が凄かったとしても、相手の好みに合わなければ「だから何?」で終わってしまいます。

相手に欲しいと思わせるためには、その人の好みのものを取り上げ、それを手に入れる方法を教えてあげることです。

人を動かす唯一の方法は、「どうすれば、相手が自発的に行動したくなるか」を考えて実践すること。

その気も無い相手を、一から説得して考えを変えさせるのは、余程の天才でも無いと難しいでしょう。

子供に、「本を読みなさい。本を読むと◯◯の効果があって・・」と説得するより、大人が楽しそうに本を読んでいる姿を見せる方が、本の面白さが伝わり何倍も効果があります。

一つ目の原則で紹介させて頂いたように、まずは理解に徹すること。

その上で、期待していることがあれば、相手の希望に沿った形で提案してあげる。

人の立場に身を置くとは、そういうことです。

ポイント

こちらのアピールは不要。相手の希望に沿った形で提案すること。

本:『人を動かす』とは?

本:『人を動かす』の概要

累計1500万部を売り上げた「自己啓発本の原点」とも言われる一冊です。

初版は1937年に発行されていますが、その内容は現代でも全く色褪せていません。

「人を動かす三原則」「人に好かれる六原則」「人を説得する十二原則」など、人間社会を生き抜く上での普遍的な原則を、具体例満載で解説しています。

読みやすいので、全く身構える必要はありません。

まずは目次を確認して、気になった箇所だけ読む形でも、充分価値があると思います。

本:『人を動かす』の構成

ハナハナ
ハナハナ

『人を動かす』は、まだまだ奥が深いんだね。

今回は、本:『人を動かす』の"PART1 人を動かす三原則 "の3項目を紹介させて頂きました。

ただ、実際の本の構成としては、以下の37項目から成っており、「人間関係については、この本だけ読んでおけば大丈夫」というくらい非常に濃い内容となっています。

興味がある項目がありましたら、是非読んで頂くことをおすすめします。

PART1 人を動かす三原則   

1 盗人にも五分の理を認める  

2 重要感を持たせる  

3 人の立場に身を置く

PART2 人に好かれる六原則

1 誠実な関心を寄せる   

2 笑顔を忘れない   

3 名前を覚える   

4 聞き手にまわる   

5 関心のありかを見抜く   

6 心からほめる

PART3  人を説得する十二原則

1 議論を避ける   

2 誤りを指摘しない   

3 誤りを認める   

4 穏やかに話す   

5 〝イエス〟と答えられる問題を選ぶ

6 しゃべらせる   

7 思いつかせる   

8 人の身になる   

9 同情を寄せる   

10 美しい心情に呼びかける   

11 演出を考える   

12 対抗意識を刺激する

PART4  人を変える九原則

1 まずほめる   

2 遠まわしに注意を与える   

3 自分の過ちを話す   

4 命令をしない   

5 顔をつぶさない   

6 わずかなことでもほめる   

7 期待をかける   

8 激励する   

9 喜んで協力させる

付  幸福な家庭をつくる七原則

1 口やかましく言わない   

2 長所を認める   

3 あら探しをしない   

4 ほめる   

5 ささやかな心尽くしを怠らない  

6 礼儀を守る   

7 正しい性の知識を持つ

おわりに

今回は、【人を動かす3原則と本の概要】を、本:『人を動かす』を基に紹介しました。

やはり読み継がれている名著だけあって、学ぶべき所が多いですね。

読むたびに新たな発見があり、何度も読み返したくなる本です。

D・カーネギーさんの『道は開ける』についても記事にする予定ですので、そちらもお楽しみに。

最後まで読んで頂き、ありがとうございました。

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