自己啓発本マイスターのハナハナです。
皆さんは「行動の品質」という言葉を聞いたことがありますか?
成功した企業家たちは、共通して行動の品質が高いと言われています。
今回は、【行動の品質を高める3つのポイント】を、本:『行動の品質』を基に紹介します。
目次
本:『行動の品質』とは?
本:『行動の品質』の概要
ダボス会議U33日本代表で、1万人以上の起業支援をしてきた著者が、行動の品質を高める思考法&実践法をまとめた本です。
著者は、「起業家」というある意味で一番リスクをとってチャレンジしている人たちを、10年間で1万人以上支援してきました。
ほとんどの起業家は、一般の会社員より能力が高く気力に満ちていますが、その中でも成功を収める人とそうでない人に分かれます。
では、起業家の明暗を分けている要因は何なのでしょうか?
多くの企業家を支援してきた著者は、「行動の品質」の違いを指摘しています。
成功した企業家たちは、一様に行動の品質が高く、それ故に圧倒的な成果を出しています。
起業家や経営者に限らず、「行動の品質」を高めることは、全ての人の成果を高めることに繋がることでしょう。
本の中に出てくる具体例も非常に分かりやすく、すぐにでも実践できる内容ばかりです。
興味がある方は、是非読んでみてください。
ハナハナが自信を持ってオススメする一冊です。
行動の品質とは?
成果を出している「起業家あるある」──。 僕はそれを「行動の品質」と呼ぶことにしました。
本:『行動の品質』より
ポイントは、「マインドセット」を変えることなんだね。
成果を出している人は「行動の品質が高い」と言われています。
それでは、まず行動の品質について簡単に説明致します。
行動の品質を高めることで、圧倒的な成果を生み出すことができます。
行動の品質を高めるポイントについては、次章で説明致します。
でも、その前に行動の品質を考える上で最も大切なことを、今から皆さんにお伝えします。
人が行動を起こす前には、必ず頭の中で色々と考えを巡らせます。
どの方法でやる?いつまでにやる?誰と一緒にやる?注意することは?
この「考える」という行為を司っているのが「マインドセット」です。
人にはある程度決まった思考パターンがあり、それは過去の経験や知識に基づいています。
そのため、「◯◯の問題が起こったら△△で対処しよう」、というように1人の人が取る行動は大体いつも似通ってきます。
本の中では、マインドセットがOSで、知識はアプリと説明されています。
例えば、本を読んで多くの知識を学んでも、根本の考え方を司る「マインドセット」が変わらなければ、その人の行動は変わりません。
新しいアプリをダウンロードしても、少し遊んで飽きたら、また新しいアプリをダウンロードするようなものです。
行動の品質は、成果を出す具体的な手順や方法というより、その前段階の「マインドセット」に焦点を当てています。
考え方を司るマインドセットは、具体的な手順や方法に比べ、汎用性が高くどんなシチュエーションでも活用することができるのです。
それでは、「マインドセット」の重要性が分かった所で、次章では「行動の品質」を高める3つのポイントについて紹介致します。
成果を出すためのマインドセットは時代と共に変化していきます。
常にマインドセットをアップデートし、考え方や行動の質を高めていきましょう。
「行動の品質」を高める3つのポイント
①最速最短最少で最大最高最適な成果を出すことを最優先で考える。
どんなときでも、「最速最短最少で最大最高最適な成果を出す」ためにはどうすればいいか? という問いを持つべきです。
本:『行動の品質』より
まずは「考える努力」をしてみよう。
1つ目のポイントは「最速最短最少で最大最高最適な成果を出すことを最優先で考える。」です。
日本人には、努力を美徳とする考え方が根付いていると言われています。
1つのことをコツコツ積み重ねて、苦労しながらも少しずつ成長していく。
よく「若いころの苦労は買ってでもしろ」と言われるように、努力や苦労を推奨する風潮が根強く残っています。
大きな成果を上げた人たちは、努力を続け様々な苦労を経験しています。
ただし、ここで勘違いしてはいけないのは「努力を前提にしてはいけない」ということです。
いくら努力が良いことで、必要なことだとしても、努力それ自体は目的ではありません。
努力しなくても、手っ取り早く成果を上げられる方法があれば、それに越したことはありません。
「努力」という言葉を、考えないことの言い訳にしてはいけないのです。
同じ努力であれば、まずは頭を使う努力をするべきです。
もっと早くできる方法は?他のことで代替えできない?そもそも、やらないといけないこと?
本の中では、「進歩とイノベーションの違い」「答えでは無く問いを変える」「リフレーミング」「なぜを繰り返す」など、最小の時間で成果を出すためのヒントが紹介されています。
興味がある方は、是非本を読んでみて下さい。
先程の繰り返しになりますが、大切なことは「知識」では無く「マインドセット」を変えることです。
②1つの行動がそれだけで終わらず、良い波紋を広げることを考える。
「どうしたらもっと遠くへ、もっと大きな成果に変えることができるのか」
本:『行動の品質』より
せっかくなら、1つの行動でも多くの成果が出たら嬉しいよね。
2つ目のポイントは「1つの行動がそれだけで終わらず、良い波紋を広げることを考える。」です。
自分の行動によってどのような結果が起こるのか、今この瞬間だけでは無く時間軸を広げて考えてみましょう。
本の中では、自転車に乗れるようになる過程の例が紹介されていました。
自転車に乗れるようになるには、必ず100回転ぶとすると、100回転ぶことは失敗?
短期的に見ると、自転車で転ぶことは失敗です。
転んで怪我をしたら痛いですし、いつになったら乗れるようになるのかと不安に感じますよね。
でも、長期的に見ると自転車で転びながら試行錯誤することは、体の使い方を覚えるためには必要なことです。
1つの行動が1つの結果しか生まないと考えている人は、本当にもったいなく、自分のやり方に固執している、成果を出せない人です。
著者の言葉を借りると、一石二鳥、三鳥、四鳥、五鳥というように、視点を変え時間軸を広げて、多くのメリットを生む行動を意識してみましょう。
あなたの行動は、あなたが思っている以上に多くの良い結果をもたらすことができるのです。
③自分だけでなく、そもそもまわりを巻き込もうと考える。
圧倒的に成果を出す人は、自分一人でできることの少なさや小ささを知っています。
本:『行動の品質』より
自分1人の力って限られているんだね。
3つ目のポイントは「自分だけでなく、そもそもまわりを巻き込もうと考える。」です。
ここで、重要な考え方である「メタ認知」について紹介致します。
メタ認知の能力が低い人は、全てのことを自分一人でやろうとする傾向があります。
本来ならば、自分1人でできることは限られていますが、それに気付かずに自分が出来ることが全てだと思い込んでしまうのです。
成果を出す人は、メタ認知の能力が高く、周りを巻き込むことを前提で計画を立てます。
そのため、メタ認知の能力が低い人に比べて、出来ることの自由度が格段に広く、成果に繋がりやすいのです。
また、成果を出す人は常に相手を優先して行動するため、周りの人からの協力を得やすい傾向にあります。
他者に与えることで、返報性の法則が働き、それ以上の見返りを受けているのです。
他者に頼ったり、分からないことを聞くことは決して恥ずかしいことではありません。
成果を出す人は、無駄なプライドが無く、分からないことは素直に聞いて、周囲から知識を吸収し成長していきます。
ソクラテスの「無知の知」という言葉のように、成果を出すためには知らない自分を認める素直さが必要です。
おわりに
今回は、【行動の品質を高める3つのポイント】を、本:『行動の品質』を基に紹介しました。
私が紹介したのは、本:『行動の品質』の中のほんの一部分です。
この記事を読んで少しでも「行動の品質」に興味が湧いた方は、是非本を読んでみてください。
きっと、あなたの「マインドセット」「考え方」「行動」が変わるきっかけになるでしょう。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
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