【内向的な人の特徴と人間関係改善術】コミュ障でも5分で増やせる超人脈術をレビュー

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自己啓発本マイスターのハナハナです。

あなたは、初対面の人とすぐに打ち解けることができますか?

大勢で会話をしている時に、自分の意見を積極的に言えていますか?

きっと、この記事を読んでいる多くの人が、積極的に発言するよりも聞き手に回ることの多い、いわゆる「内向的な人」だと思います。

内向的というと、「周りとうまくコミュニケーションが取れない」「自分の意見が無い」というように、周囲からネガティブに見られがちです。

しかし、少し見方を変えると、内向的な性格は良好な人間関係を築く上でのプラスの材料に変えることができます。

今回は、【内向的な人の特徴と人間関係改善術】を、本:『コミュ障でも5分で増やせる超人脈術』を基に紹介します。

すぐに実践できる内容ばかりですので、人間関係をより良好にしたい方は、是非試してみてくださいね。

この記事は、こんな人にオススメ!

・内向的な性格である

・人間関係を改善したい

・コミュニケーション能力を向上させたい

本:『コミュ障でも5分で増やせる超人脈術』とは?

メンタリストのDaiGoさんが、主に内向的な性格の人に向けて、ネットワーキングの法則を紹介している本です。

ネットワーキングとは、有用な人間関係を築くための技術のことです。

ネットワーキングで重要なのは、生まれ持った性格や、外見の良さではありません。

どんなに内向的でコミュニケーションに苦手意識を持っていても、本書のテクニックを身につければ、人間関係は自然と改善されます。

いわゆる精神論を振りかざすメソッドとは違い、心理学や科学的なエビデンスを基に構成されており、誰でも再現可能な内容となっています。

文章もとても読みやすく、スッと頭に入ってきますので、気楽な気持ちで読んでみると良いと思います。

興味がある方は是非読んで見てくださいてね。

内向的な人の特徴・長所とは?

内向的な人とは?

「内向的な人は高反応であり、外交的な人は低反応である」

『コミュ障でも5分で増やせる超人脈術』より
ハナハナ
ハナハナ

内向的、外向的な人にはそんな違いがあったんだね。

人間関係を改善する方法を紹介する前に、そもそも内向的な人ってどう言う人?という所から説明します。

本書では、内向的・外交的な人の違いが以下のように説明されていました。

内向的・外向的な人の違いとは?

◼️内向的な人

外部の刺激に対し、とても敏感な人。子供時代、未知なものに遭遇した際、暴れたり泣いたりする傾向にある。

◼️外交的な人

外部の刺激に対し、鈍感な人。子供時代、未知なものに遭遇しても、あまり反応を示さない傾向にある。

内向的な人は、外部の刺激に対して敏感なため、過剰な刺激を避けようとし、積極的な挑戦を回避する傾向にあります。

その思考が、人間関係を広げる上でマイナスに働くと考えられていました。

しかし、内向的な人は外交的な人には無い長所を持っています。

「外部の刺激に敏感」という内向的な人の特徴を頭に入れてもらった上で、続いての内向的な人の長所を読んで頂ければと思います。

内向的な人の長所

社交スキルが低いわけではなく、むしろ相手の感情を読み取る能力は高い

『コミュ障でも5分で増やせる超人脈術』より
ハナハナ
ハナハナ

内向的な人には、そんな長所があったんだね。

内向的な人は、相手の感情を読み取る能力が高いことがわかっています。

アメリカのフランクリン&マーシャル大学では、「会話が苦手」と答えた86人を対象にある実験を行いました。

24枚の顔写真を見せて、「写真の人物の感情を当ててください」と指示を出すというものです。

結果は、会話が苦手だと思っている人の社交スキルが低いわけではなく、むしろ相手の感情を読み取る能力は高かったのです。

内向的な人は、会話に対する苦手意識や、経験値の不足から元々持っている長所を生かし切れていないのです。

また、内向的な人は相手の気持ちを察する「共感力」にも優れています。

内向的な人と外交的な人では、持って生まれた特徴が違うため、内向的な人が無理に外交的な人の真似をしてもうまくいきません。

それよりも、「共感力」という内向的な人の長所を活かし、対人関係のテクニックを身につけることで、外交的な人以上に良好な人間関係を築くことが可能になります。

さて、次章では人間関係が良好になるとどんな良いことがあるのかを簡単に説明します。

「早く人間関係を改善する方法を知りたい!」という方は飛ばしてもらっても構いません。

人間関係が良好だと幸せになれる

職場の人間関係で人生の満足度上昇

職場に少なくとも 3人の気心の知れた友達がいるだけで、人生の満足度が 96%も上昇することがわかりました。

『コミュ障でも5分で増やせる超人脈術』より
ハナハナ
ハナハナ

人間関係は、そのまま人生の満足度に関わってくるんだね。

職場に信頼できると感じる友達がいると、人生の満足度は格段に向上します。

また、「友達がいない」と感じている同僚よりも、職場に友達がいる人の給料への満足度は3倍になるというデータもあるそうです。

全く同じ仕事をしていて、同じ額の給料をもらっていても、人間関係が良好な人は、より幸せな人生を送ることができるのです。

さらに、職場での人間関係がそのまま生産性に比例するというデータもあり、それだけ人間関係が仕事に与える影響は大きいということです。

充実した人間関係は寿命を伸ばす

孤独な人がネットワーキングに成功し、充実した人間関係を手に入れた場合、寿命が 15年延びる

『コミュ障でも5分で増やせる超人脈術』より
ハナハナ
ハナハナ

人間関係は、健康にも関わってくるんだね。

充実した人間関係は、寿命を伸ばすことがわかっています。

アメリカのブリガムヤング大学の研究チームは、飲酒や喫煙、健康的な食習慣よりも人間関係の方が健康寿命に与える影響が大きいとの見解を示しています。

また、今まで孤独だった人が信頼できる友人を1人作っただけで、15年も寿命が延びる可能性があるというデータもあります。

人間は、遥か昔から集団の一部として生活してきました。

厳しい自然環境や危険な動物達がいる世界を生き抜くためには、集団生活・役割分担が必要不可欠でした。

もしも、集団から外されるようなことがあれば、それは死に繋がる恐ろしい出来事でした。

そのように、良好な人間関係を築くことは、遥か昔から人間のDNAに刻まれてきた重要な使命だったのです。

数多くの研究結果が証明しているように、現在でも人間関係の重要性は変わっていません。

人が本当に幸せになるためには、良好な人間関係を築くことは非常に重要なことなのです。

次の章では、人間関係を改善する具体的な方法を紹介します。

すぐに実践できる方法ばかりですので、皆さんの人間関係改善に役立てて頂ければ幸いです。

人間関係改善術

リコネクティング

リコネクティングは再接続するという意味で、「しばらく連絡していなかった友達や知人に連絡しましょう」

『コミュ障でも5分で増やせる超人脈術』より
ハナハナ
ハナハナ

久しぶりに、昔の友達に会いたいな。

リコネクティングは、手軽に実践できて非常に効果が高い方法です。

リコネクティングとは、しばらく連絡を取っていなかった友人に、こちらから連絡を入れることです。

皆さんの中にも、学生時代は親しかったけど、最近は全く連絡を取っていないという友人がいるのではないでしょうか?

昔の友人は、一度関係が出来上がっているため、例え再開までに長い時間が経っていたとしても、関係を基に戻しやすい傾向があります。

2010年に、アメリカのラトガース大学である実験が行われました。

仕事の重要なプロジェクトを進める際に、現在緊密な関係になっている人脈を頼るケースと、しばらく連絡を取っていない知人を頼るケースを比較しました。

結果は、しばらく連絡を取っていない知人を頼った方が、高い成果を生み出す傾向にあることがわかったそうです。

新たなネットワークを頼ったことで、普段気付かない視点や方法を活用し、プロジェクトを進めることができたのです。

また、昔の友人は新たなネットワークを形成しているので、そこからの繋がりで人脈を広げられる可能性も増えます。

まずは、SNSにコメントをしてみるなど、気楽にリコネクティングしてみましょう。

積極的に褒める

アメリカのオハイオ州立大学の実験によれば、他人のことを積極的に褒める人ほど、相手から親近感を持たれる傾向がある

『コミュ障でも5分で増やせる超人脈術』より
ハナハナ
ハナハナ

確かに、褒められると嬉しいもんね。

相手の良いところを見つけて、積極的に褒めてみましょう。

特に、本人がいない時に褒めるのが効果的です。

本人がいない時に、その人のポジティブな噂話をすることを「ポジティブ・ゴシッピング」と言います。

直接褒めるよりも、第三者を介することで内容の信頼性が増し、相手から親近感を持たれる可能性が高まります。

逆に、本人がいない時にネガティブな噂話を流す人は、嫌われやすいというデータもあります。

ネガティブな噂話は、発信しないように注意しましょう。

相手に、自分のことを話させる

「相手の会話の語尾の 2 ~ 3語を繰り返す」

『コミュ障でも5分で増やせる超人脈術』より
ハナハナ
ハナハナ

「共感力」が大事なんだね。

相手の会話の語尾2〜3語を繰り返してみましょう。

これは、ミミッシングという会話のテクニックで、相手には「共感してもらった」という感情が生まれ、親近感が高まります。

また、会話をする時にはできるだけ聞き手に回り、相手に自分のことを話させるよう心掛けましょう。

ハーバード大学の研究では、「自分のことを話している時は、美味しい物を食べた時と同じくらい脳を興奮させる」という結果がでました。

自分の話を聞いてもらうとスッキリしますよね。

良い聞き手として、相手が気持ちよく話せるように、内向的な人の長所「共感力」を発揮していきましょう。

if-thenプランニング

「もし( if) Xが起こったら、そのときは( then) Yをする」と前もって決めておく

『コミュ障でも5分で増やせる超人脈術』より
ハナハナ
ハナハナ

前もって決めておけば、後で迷わなくても良いもんね。

内向的な人には、if-thenプランニングが有効です。

if-thenプランニングとは、あらかじめ起こる出来事を想定し、その時にする行動を決めておくことです。

例えば、「自己紹介の時に言う言葉を決めておく」「待ち合わせの10分前には、指定場所にいる」などです。

行動心理学の研究では、行動に一貫性がある人は、相手に安心感を与えて信頼されやすいということがわかっています。

また、内向的な人は外部の刺激に弱くアドリブが苦手な傾向にあるため、シチュエーションを想定して話のネタを用意しておくと良いでしょう。

感情が動く部分に注目する

相手の発した言葉の中にある「感情の動く部分」に反応し、返していきましょう。

『コミュ障でも5分で増やせる超人脈術』より
ハナハナ
ハナハナ

解決方法よりも、感情が大事なんだね。

相手の言葉の感情が動く部分に注目しましょう。

特に男性は、相手の会話を聞いた時に、感情ではなく問題の解決策を提示する傾向にあります。

例えば、「昨日、遅くまでテレビを見ていたから寝不足だよ。」

と言われた時に

「そうなんた。でも、眠かったなら録画して違う日に見れば良かったんじゃない?」

と言われたらイラッとしますよね。

確かに、答えは正論かもしれませんが、相手が求めているのはそのような返答ではありません。

感情の動く部分に注目してみると、

「そうなんだ。確かに、面白い番組があるとつい夜更かししちゃうよね」

というように、相手の感情に共感することで、気持ちの良い会話に繋げることができます。

皆さんも是非、相手の感情の動く部分に注目してみて下さいね。

おわりに

今回は、【内向的な人の特徴と人間関係改善術】を、本:『コミュ障でも5分で増やせる超人脈術』を基に紹介しました。

記事の中で、自分に合う方法があれば是非取り入れて頂きたいのですが、1つ注意点があります。

それは、好きでもない人に対しては、無理に関係を深めようとする必要はないということです。

人間関係を良好にする目的は、人生をより楽しく豊かにするためです。

世の中には、どうしても自分と合わない人も存在するので、そういう人とは適度な距離感を取って、無難に接するのが良いでしょう。

皆さんが、より良い人間関係を築く助けになれば幸いです。

最後まで読んで頂き、ありがとうございました。

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