自己啓発本マイスターのハナハナです。
皆さんは、メモを取る意味について、真剣に考えたことはありますか?
私は、本:『メモの魔力』を読むまでは、聞いたことを忘れないため程度にしか考えていませんでした。
しかし、この本を読んだことで、メモの奥深さを知り、自分の考え方が大きく変わりました。
今回は、【仕事が変わる「メモ」の取り方】を、本:『メモの魔力』を基に紹介します。
メモの素晴らしさについて、少しでも多くの方に伝われば幸いです。
仕事が変わる「メモ」の取り方
メモは「創造性」を生む
価値のある本質的な思考に1秒でも多く時間を割くために、メモをしているのです。
本:『メモの魔力』より
「メモ」によって「創造力」を高められるんだね。
メモによって、創造的なことに費やす時間を増やしましょう。
メモには、大きく分けて以下の2つの使い方があります。
①「記録」のためのメモ
②「知的生産」のためのメモ
①「記録」のためのメモとは、その名の通り、物事を「記録」するためのメモです。
買い物リストや、スケジュール帳に書いた予定などがそうです。
ほとんどの方が想像する「メモ」は、この「記録」のためのメモのことを考えると思います。
②「知的生産」のためのメモとは、メモをもとに、アイデアや付加価値を生み出すことです。
本:『メモの魔力』では、主にこちらの「知的生産」のためのメモについての有用性が解説されています。
メモを日常的に行うことで、普段は素通りしてしまう情報を拾い上げ、知的生産活動に取り入れることができます。
近年、情報技術が発達し、AIが台頭する中、人間に求められるのは、自分の頭で考える力です。
単純な記録であれば、人間はコンピュータに敵いません。
皆さんも、メモの力を借りて、人間が本質的に考えるべき「創造力」に時間を使ってみませんか。
「ファクト⇨抽象化⇨転用」という考え方
①インプットした「ファクト」をもとに
②気づきを応用可能な粒度に「抽象化」し
③自らのアクションに「転用」する。
本:『メモの魔力』より
1つの事実から、新たなアイデアを生み出すことができるんだね、
「ファクト⇨抽象化⇨転用」というのは、本:『メモの魔力』の中で、最も重要な考え方です。
メモの取り方としては、ノートの見開き左側に、「ファクト」を書き、見開き右側に「ファクトを抽象化したもの」を書きます。
そして、更に右側に「抽象から転用出来ること」を書くのです。
例えば、「子供とテーマパークに行った時、子供が行列を待つのに飽きて、乗り物に乗れなかった」という「ファクト」があったとします。
このファクトを「子供は、長時間じっとしているのに耐えられない」と「抽象化」します。
そして、この抽象化したことをもとに、「飲食店の混雑時に、子供が飽きないよう、子供が好きなキャラクターのガチャガチャを設置する」というように、転用することができるのです。
この例のように、1つの「ファクト」から、具体的なアイデアを得ることができるのです。
抽象化の効用とは?
抽象化とは、端的に言うと、「具体的な事象の本質を考える」ことです。
本:『メモの魔力』より
物事の本質を知るために、メモは有用なんだね。
抽象化は、ものすごく便利な考え方なんです。
「抽象化」と聞くと、なんだか難しいことを言っているように聞こえ、それだけで尻込みしてしまう人もいるかもしれません。
しかし、全くそんなことは無く、普段私たちが何気なくやっていることなのです。
抽象化とは、著者の言葉を借りると、「具体的な事象の本質を考えること」です。
例えば、ある本を読んで、「つまらなかった」と感想を抱いたとします。
「つまらなかった」というのは、単なる感想ですので、ここから「なぜつまらなかったのか?」を考えていきます。
自分が既に知っていることだったのか、著者の文章の書き方が下手だったのか、等、具体的に文章化して考えていきます。
「文章化=抽象化」することができれば、上の例で言うと、「著者の書き方が分かり辛かったから、自分が文章を書く時は気をつけよう」などと、他の事象に転用することができるのです。
個別の事象を、「そうなんだ」で終わらせずに、本質を深掘りしていくことで、新しいアイデア創出に繋がるのです。
メモとは生き方である
勝負は、書くか書かないか。もはやこれは、テクニックの問題ではなく、自分の人生とどれだけ真剣に向き合うかという、「生き方」の問題なのです。
本:『メモの魔力』より
メモは、単なるノウハウではないんだね。
メモは、単なる「ノウハウ」ではなく、自分の人生に真剣に向き合う「姿勢」なのです。
今まで説明させて頂いたように、「新しいアイデアを得たい」「成長したい」と考えている人にとって、メモを取ることはメリットしかありません。
私も、本:『メモの魔力』を読んでから、著者には及びませんが、積極的にメモを取るようにしています。
ある日の会社の会議で、周りを見渡してみると、私一人しかメモを取っていませんでした。
その時の会議で、メモを積極的に取ろうと思って望んでいた結果、今までは見落としていたであろう内容や、知識を得ることができました。
メモを取る意識というのは、自分の成長にプラスに働くと実感し、また、周囲と差をつけることのできるチャンスだと感じました。
皆さんも、単なるノウハウではなく、姿勢として、メモを取ることをオススメします。
おわりに
今回は、【仕事が変わる「メモ」の取り方】を、本:『メモの魔力』を基に紹介致しました。
メモを積極的に取るようにすると、今まで見えなかった物が見えるようになります。
成長したいと思っている方は、是非実践してみて下さいね。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
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