【名言・感想・内容】完訳 7つの習慣人格主義の回復とは?

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自己啓発本マイスターのハナハナです。

皆さんは「7つの習慣」という本を読んだことがありますか?

とても有名な本なので、読んだことは無くても、タイトルは耳にしたことがあるという方も多いのでは無いでしょうか?

本の内容はこれから説明しますが、まずは私の感想を一言。

初めて読んだ時は、内容に衝撃を受け常に共感しながら興奮しながら読み切りました。

皆さんにもこの素晴らしい体験を味わって欲しい!

ということで、この記事を書きました。

さて、前置きが長くなってしまったので、この辺りで切り上げて本文に移りますね。

今回は、あなたの人生が変わるであろう一冊、本:『完訳 7つの習慣 人格主義の回復』を紹介します。

成功するための、核となる考え方が学べます。

この記事は、こんな人にオススメ!

・「7つの習慣」の内容を知りたい

・成功したいと思っている

・成長したいと思っている

本:『完訳 7つの習慣 人格主義の回復』とは?

全世界4000万部、国内240万部を誇るビジネス書の大ベストセラーです。

「人格主義」という考え方を軸に、時代や場所が変化しても、変わらない原理原則を、「7つの習慣」として身に付けることが出来ます。

先行きが分からない今だからこそ、多くの人に読んで頂きたい、そして道しるべになり得る一冊です。

【スティーブン・R・コヴィー著、フランクリン・コヴィー・ジャパン訳】

効率、テクニックを重視する現代社会

人格主義と個性主義

根本にある慢性的な原因をほったらかしにしていたら、いずれ化膿して再発することになる。

『完訳 7つの習慣 人格主義の回復』より
ハナハナ
ハナハナ

「人格主義」あまり聞き慣れない言葉だね。

『完訳 7つの習慣 人格主義の回復』のタイトルにあるように、人格主義という言葉が、この本の重要なキーワードになっています。

あまり聞き慣れない言葉だと思いますので、まずはその定義から簡単に紹介させて頂きます。

人格主義とは?

・全ての物事、価値観の中心に人格を据える考え方。

・人格主義の対となる言葉として、個性主義が挙げられる。

上記の説明で、人格主義について理解できましたか?

ほとんどの方は、頭の上に「?」が浮かんでいると思います。

それもそのはずで、「人格」「価値観」「個性」など、抽象的な言葉が並んでいて、理解するのが難しい内容になっています。

そこで次項では、「人格主義」の対となる言葉である「個性主義」と、「個性主義」によって起こる問題について、具体例を交えて説明致します。

読んで頂ければ、きっと人格主義の利点が分かると思います。

この本の核となる非常に重要な部分なので、順を追って丁寧に説明します。

個性主義の問題とは?

個性主義というものが、問題の解決方法だけでなく、問題に対する見方そのものも歪めている

『完訳 7つの習慣 人格主義の回復』より
ハナハナ
ハナハナ

問題は、根本から解決しないといけないんだね。

それでは、「個性主義」について簡単に説明致します。

個性主義とは?

・成功は、個性や積極的な態度、スキル、自己PRのテクニックなどを軸に、人間関係を円滑にすることで得られるという考え方。

・効率を追求するために、時間や労力を削る。

・第一次世界大戦後から現在にかけて、成功法則として書籍などで取り上げられることも多い。

個性主義では、個性や他者に対する態度、スキル、自己PRのテクニックなどを軸として、出来る限り労力を削り、効率を追求していきます。

個性主義の内容を見ると、確かにどれも大切なことに思えますよね。

円滑な社会生活を送る上で、また、社会が発展していく過程では、非常に理に適った考え方だと言えるでしょう。

高度経済成長期には、とにかくスキルとテクニックを磨いて、周囲と上手くコミュニケーションを取っていれば、日本全体の成長の波に自然と乗ることが出来ました。

しかし、成長のスピードが徐々に落ち、新型コロナウィルスの影響などで世界的な不況に陥っている現在、個性主義によって生じた歪みが顕在化しています。

個性主義は、目の前の仕事を効率良く、円滑に処理することに長けた考え方です。

スキルとテクニックを身につけ、良好な人間関係を築いていければ、作業効率が上がり、右肩上がりの売り上げに伴って増える仕事を、効率良く処理していくことが出来ます。

しかし、現在の売り上げが上がらない状況では、個性主義の考え方に沿って、経費削減や効率化などの応急処置は出来ても、根本的な解決に繋げることは出来ません。

個性主義は、表面的な作業を処理することは出来ますが、方向転換を迫られるような、大きな問題に直面した時の対処方法を持ち合わせていないのです。

そこで必要になるのが、「人格主義」という考え方です。

人格主義では、まずあらゆる状況に適応できる普遍的な原則を身につけ、自分自身の人格に取り入れることで、成功に近づくと考えます。

次々とやってくる仕事を効率良くこなす個性主義の考え方とは対照的に、まずは自分の内面、人格に働きかけます。

効率を追求する余り、重要なステップを省略しがちな個性主義を改め、人格主義によって問題の本質を捉えて根本的な解決に導くのです。

さて、「人格主義」についてザックリと説明させて頂きましたが、みなさん概要は掴めましたでしょうか。

次章では、「人格主義」を土台とした成長へのアプローチとして「7つの習慣」の概要を紹介致します。

実践することで、皆さんの人生はより充実したものになるでしょう。

第1の習慣〜第7の習慣までの個別の内容については、ボリュームが多く1つの記事ではまとめきれないため、記事を分けて解説します。

気になった方は、是非読んで頂けると嬉しいです。

7つの習慣とは?

インサイドアウト、原則中心の考え方

インサイド・アウト(内から外へ)のアプローチによって、個人の成長、効果的な人間関係を実現しようという思考

『完訳 7つの習慣 人格主義の回復』より
ハナハナ
ハナハナ

他人や環境のせいにしても、問題は解決しないもんね。

7つの習慣では、「人格主義」の考え方を軸に、インサイド・アウトというアプローチをとります。

インサイド・アウトとは?

・「7つの習慣」の軸となるアプローチ方法。

・成長や良好な人間関係を築くために、まず自分の内面(人格)を磨き、自我を確立した上で、他者と協調するという考え方。

・やってくる仕事をこなしていく「個性主義」は、アウトサイド・インの考え方。

インサイド・アウトとは、簡単に言うと一旦、全ての行動の責任が自分にあると考えることです。

その上で、原則に従い現実的な解決方法を実行していきます。

例えば、あなたは上司に叱られたとします。

「アウトサイド・イン」の考え方では、

「上司が的確に指示を出さなかったせいだ」「道が渋滞していたせいだ」というように、原因を環境や他者に求めます。

それとは対照的に、「インサイド・アウト」の考え方では、

「確認を怠った自分が悪い。だから、次からは事前に確認しよう」「渋滞を予測できなかった自分に落ち度がある。だから、今後は不測の事態を考慮して、余裕のある予定を立てよう」と考えます。

どちらの考え方が成長に繋がるのか、より生産的なのかは言うまでも無いですよね。

「上司が悪い」「会社が悪い」「政治家が悪い」「社会が悪い」というように、問題の原因を外部に求める限り、成長することはできません

また、自分の責任と考える事で初めて、具体的な解決策を導くことができます。

いつまでもクローズできない問題って、ストレス溜まるじゃないですか。

モヤモヤしていないで、自分なりに解釈してスッキリさせちゃいましょう。

私的成功⇨公的成功⇨再新再生

まず私的成功が公的成功に先立つのだ。

『完訳 7つの習慣 人格主義の回復』より
ハナハナ
ハナハナ

これが、7つの習慣の大枠なんだね。

7つの習慣では、以下のようなプロセスで、成功のための人格形成について学んでいきます。

7つの習慣 成長のプロセス

◼️私的成功

第1の習慣:主体的である

第2の習慣:終わりを思い描くことから始まる

第3の習慣:最優先事項を優先する

◼️公的成功

第4の習慣:Win-Winを考える

第5の習慣:まず理解に徹し、そして理解される

第6の習慣:シナジーを創り出す

◼️再新再生

第7の習慣:刃を研ぐ

それぞれの概要について、簡単に説明致します。

第1の習慣〜第3の習慣は、私的成功を目指すプロセスです。

先ほど説明させて頂いた「インサイド・アウト」の考え方を基に、まずは真に自立した人間になるための習慣を学びます。

自立は、成功を得るための第一歩で、7つの習慣の土台となる部分です。

第4の習慣〜第6の習慣は、公的成功を目指すプロセスです。

人間は社会的な生き物で、生きていく上で他者との関わりは必要不可欠です。

自立した人間同士が協力することで、最大限の成果を手にすることができます。

安定した協力(相互依存)状態を築くためには、お互いが自立していることが必要です。

第7の習慣は、再新再生を学ぶプロセスです。

再新再生とは、刃を研ぐ時間を取ることです。

いつも忙しく、木を切ることばかりに集中していると、いつの間にか刃こぼれを起こし、成果が上がらなくなっていきます。

継続して成長の螺旋を登っていくために、刃を研ぐ習慣を学んでいきます。

上記のアプローチによって、成長・効果的な人間関係を実現していきます。

P/PCバランスという考え方

もし資産( P C)の保全に投資していたら、芝を刈るという成果( P)を今も達成できていただろう。

『完訳 7つの習慣 人格主義の回復』より
ハナハナ
ハナハナ

成果を生み出す能力に注目することが大事なんだね。

最後に、7つの習慣でたびたび登場するp/pcバランスという考え方を紹介致します。

ビジネスや日常生活でも使える考え方ですので、初めて聞くという方も、是非覚えていってくださいね。

P/PCバランスとは?

P(Production)=成果

PC(Production Capability)=成果を生み出す能力

両者のバランスのこと。

P/PCバランスを理解するために、本の中でも紹介されている、ある有名なお話を紹介致します。

貧しい農夫が、飼っていたガチョウの巣の中に黄金の卵があるのを見つけました。

ガチョウは1日1個黄金の卵を産み、それを売った農夫はお金持ちになりました。

農夫は次第に強欲になり、一度に多くの卵を手に入れようと思い、ガチョウを殺してお腹にある黄金の卵を全て手に入れようとしました。

しかし、ガチョウのお腹の中に黄金の卵は無く、二度と黄金の卵を手に入れることは出来なくなりました。

ここで登場する黄金の卵がP=成果で、ガチョウがPC=成果を生み出す能力です。

多くの人は、この農夫のように目の前のP=成果を意識するあまり、PC=成果を生み出す能力を見落としがちです。

私たちの最大の資産は、目の前の成果よりも、収入を得るための能力=PCです。

PCを伸ばす行動を、意識して実践することが必要です。

逆に、P Cだけに意識が向いてしまっても、いつまでも成果が上がりませんので、P/PCのバランスが重要だということですね。

おわりに

今回は、本:『完訳 7つの習慣 人格主義の回復』について紹介しました。

次の記事からは、第1の習慣〜第7の習慣までの個別の内容を解説していきます。

興味がある方は、是非読んでくださいね。

最後まで読んで頂き、ありがとうございました。

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