自己啓発本マイスターのハナハナです。
あなたは電話が鳴った時に、すぐに出て対応しますか?
ほとんどの人は、目の前の重要な用事よりも、鳴り響く電話に出ることを優先すると思います。
でも、それっておかしなことだと思いませんか?
本当にやるべきことを放っておいて、どうでも良いかもしれないことを優先する。
今回は、やるべきことの優先順位について考えてみます。
【仕事で優先順位を正しく付ける方法】を、本:『完訳 7つの習慣 人格主義の回復』の第三の習慣を基に紹介します。
本当にやるべきこと、あなたは出来ていますか?
本:『完訳 7つの習慣 人格主義の回復』について詳しく知りたい方は、以下の記事を参照ください。
目次
本:『完訳 7つの習慣 人格主義の回復』とは?
全世界4000万部、国内240万部を誇るビジネス書の大ベストセラーです。
「人格主義」という考え方を軸に、時代や場所が変化しても、変わらない原理原則を、「7つの習慣」として身に付けることが出来ます。
先行きが分からない今だからこそ、多くの人に読んで頂きたい、そして道しるべになり得る一冊です。
優先順位を決める4つの領域
4つの領域とは?
活動を決める要因は、緊急度と重要度の二つである。
本:『完訳 7つの習慣 人格主義の回復』より
優先順位は、4つの領域に分けられるんだね。
優先順位を決める方法として、時間管理のマトリックスがオススメです。
時間管理のマトリックスとは、緊急度と重要度の指標を基に、行動を4つに分類する考え方です。
表の内容だけで理解するのは難しいと思いますので、各領域の具体的な行動例を紹介します。
多くの人は、日々の緊急な用事に追われ、ほとんどの時間を第I領域と第Ⅲ領域に費やしています。
しかし、7つの習慣では、第II領域(重要だが緊急でない活動)に積極的に取り組むことを推奨しています。
なぜ、第II領域を重視することが必要なのかについて、事項で詳しく説明させて頂きます。
第II領域を重視するべき理由
緊急の用事ばかりに簡単に反応し、人生の目的からそれていってしまう。
本:『完訳 7つの習慣 人格主義の回復』より
期限が先のことって、つい後回しにしちゃうよね。
私たちは、緊急の活動に受動的に反応しますが、必ずしもそれが重要な活動だとは限りません。
例えば、「急に言われた雑事をこなす」「電話に出る」などは、緊急ですが必ずしも急いで対応しなくても良いことです。
第II領域の重要だが緊急でない活動は、今すぐやらなくても大きな支障が無いため、つい緊急だが重要でない活動よりも後回しにされがちです。
しかし、第II領域の活動こそ、自分を成長させてくれたり、問題の根本を解決するために、真に重視すべき活動です。
緊急の用事ばかりに対処している人は、言い換えれば「他人に振り回されるだけの無責任な人」です。
そういう人は、緊急の用事を全て片付けたら、後にはほとんど何も残っていないでしょう。
行動経済学の中にも、「双曲割引」と言って「人は遠い将来のことよりも、近い将来のことを優先する」という考え方があります。
また、第II領域の活動は、将来的に第I領域や第Ⅲ領域の活動を圧縮してくれる効果があります。
第II領域の活動で、問題の根本に働きかけたり、自身の成長を促すことで、緊急の活動は管理できる範囲まで減らすことができるのです。
さて、第II領域の重要性が分かった所で、次章では具体的なスケジュールの立て方を紹介します。
いつも緊急の用事に追われている方は、是非実践してみてください。
スケジュールの立て方【実践編】
一週間単位で計画する
一週間単位で計画するやり方が最適である。
本:『完訳 7つの習慣 人格主義の回復』より
「重要度」を基に計画を立てるんだね。
第II領域の時間を確保するために、一週間単位で計画を立ててみましょう。
一日単位でスケジュールを立てている方もいると思いますが、それでは緊急のことばかり目についてしまいます。
ある程度予測ができて、長過ぎず短過ぎない一週間という単位が、第II領域の活動を盛り込んだスケジュールを立てるには丁度良いのです。
また、スケジュールとは溜まっている業務を処理する順番ではありません。
自分の価値観に照らし合わせ、重要度を基に優先順位を判断しましょう。
実際に、一週間という単位のスケジュールをこなしていると、心が試されるような場面がやってきます。
緊急だが重要ではない誰かからの頼まれごと、第Ⅳ領域に逃げ込みたくなる誘惑など。
そのような場面でも、自分の価値観、方向性に照らし合わせて、重要度の尺度を忘れないようにしましょう。
自分の進むべき方向性が分からない方は、別の記事で「行動指針(ミッション・ステートメント)の重要性」を解説していますので、是非参考にしてください。
また、本書の中では一週間のスケジュール表や、書き方の具体例などが紹介されていますので、より詳しく知りたい方は読んでみてくださいね。
おわりに
今回は、【仕事で優先順位を正しく付ける方法】を、本:『完訳 7つの習慣 人格主義の回復』の第三の習慣を基に紹介しました。
自分の人生を主体的に生きるためには、ある程度活動をコントロールすることが必要です。
いつも忙しいと感じている人は、重要度の尺度で一度活動を精査してみましょう。
きっと、本当にやるべき事が見えてくるはずです。
次回は引き続き、第四の習慣について解説しますので、是非読んで下さいね。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
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