【過去に縛られないための5つの考え方】幸せになる勇気をレビュー

この記事は約10分で読めます。

自己啓発本マイスターのハナハナです。

嫌なことをいつまでも考えて、ストレスが溜まることはありませんか?

今回は、過去に縛られないための5つの考え方を、本:『幸せになる勇気』を基に紹介します。

この記事は、こんな人にオススメ!

・過去に起こった「悪い出来事」を、いつまでも考えてしまう

・漠然と「変わりたい」と思っている

・ネガティブな自分のことが嫌い

本:『幸せになる勇気』とは?

大ベストセラーとなり、「アドラー心理学」が広く知られるキッカケを作った『嫌われる勇気』の完結編です。

意気消沈し、3年ぶりに哲人のもとを訪ねた青年が、哲人との対話を通じて幸せになるための生き方を学んでいきます。

「嫌われる勇気」で語られた「アドラー心理学」の考え方から一歩踏み込み、アドラーの核心に触れる内容となっています。

年齢、立場を問わず、生きていく上での指針になり得る一冊です。興味がある方は是非読んでみてくださいね。

過去に縛られないための5つの考え方

過去は、現在の「目的(解釈)」によって決定される

われわれは過去の出来事によって決定される存在ではなく、その出来事に対して「どのような意味を与えるか」によって、自らの生を決定している。

『幸せになる勇気』より
ハナハナ
ハナハナ

どんな出来事も、自分の解釈次第なんだね。

「アドラー心理学」では、過去は、「起こった出来事」ではなく、現在の「目的(解釈)」によって決定される、としています。

例えば、「過去にイジメられたせいで、暗い性格になった」と語る人は、「他者と関わることで、傷つきたくない」という目的を叶えるために、人と関わらない暗い性格を選択します。

そして、自分がそんな性格を選んだ言い訳として、「過去のイジメ」を持ち出している、ということだそうです。

人間は、過去の出来事に左右されるような、弱い存在ではありません。

人の人生を決めるのは、過去の出来事ではなく、「いま、この瞬間」を生きる私たち自身なのです。

充実している「今」を肯定するために、不幸だった「過去」をも肯定する

「いま」を肯定するために、不幸だった「過去」をも肯定する。

『幸せになる勇気』より
ハナハナ
ハナハナ

辛いことも、いつかは笑い話にできる時が来るんだ。

人はしばしば、充実している「今」を肯定するために、不幸だった「過去」をも肯定します。

例えば、子供の頃に親や先生に、暴力を含む厳しい教育を受けても、「今」が充実していれば、「厳しく叱ってくれたお陰で、今の自分がある」と考えます。

しかし、今が理想と掛け離れた状態であれば、過去の出来事が同じでも、「過去に暴力を受けたせいで・・」と考えます。

本当の意味での過去は存在せず、あるのはそれぞれの目的(解釈)に沿った、十人十色の解釈だけなのです。

不幸な過去に酔っていても、何も変えることはできない

悲劇という安酒に酔い、不遇なる「いま」のつらさを忘れようとしているのです。

『幸せになる勇気』より
ハナハナ
ハナハナ

不幸な過去に酔っていても、幸福は訪れないんだ。

不幸な過去に酔っていても、決して前に進むことはできません。

よく、不幸な過去の出来事をトラウマとして、いつまでも引きずっている人がいますが、それは「引きずっている」のではありません。

今の辛さを一時的に忘れるために、不幸な過去を自ら欲し、不幸な自分に酔っているだけなのです。

誰にでも、少なからず辛い過去はあるものですが、今を生きる勇気を持たなければ、いつまで経っても前に進むことはできません。

考えるべきは「これからどうするか」のみ

われわれが語り合うべきは、まさにこの一点、「これからどうするか」なのです。「悪いあの人」などいらない。「かわいそうなわたし」も必要ない。

『幸せになる勇気』より
ハナハナ
ハナハナ

「これからどうするか」を常に考えるようにしよう!

私たちが過去や未来のことを語る時、最終的に考えないといけないことは、「これからどうするか」ということだけです。

過去と未来は、現在の「目的・行動」によって決定します。

過去の出来事を後悔したり、未来の不安を嘆いても、一時的な慰めにはなっても、実質的には何も変わりません。

それならば、前に進むために「これからどうするか」を考え、行動する以外に選択肢はないのです。

「今、この瞬間」に変わるしかない

もしも「変わること」を選ぶとすれば、その日は今日しかありません。

『幸せになる勇気』より
ハナハナ
ハナハナ

変わるのに「遅すぎる」ことはないんだね。今から変えていけばいいんだ。

もしも、あなたに変わりたいという気持ちが少しでもあれば、「今、この瞬間」に決断して変わりましょう。

「変わりたいけど変われない」と言っている人は、変われないのではなく、変わらないという決断を自らしているのです。

人間は、基本的に怠け者な生き物ですので、何も考えないと、楽な方へ流れていきます。

何かを変えることは、とてもエネルギーがいる大変なことです。

この記事を読んで、やる気が高まっている「今、この瞬間」に決断しなければ、これから先も出来ない可能性が高いです。

クドイようですがもう一度言います。変わるなら、「今、この瞬間」ですよ。

おわりに

過去に縛られないための5つの考え方を、本:『幸せになる勇気』を基に紹介させて頂きました。

過去に縛られないためには、「これからどうするか」を考えることが必要です。

最後まで読んで頂き、ありがとうございました。

コメント

タイトルとURLをコピーしました