新刊本: 『伝え方の魔術』を紹介、伝える力をつける知的正直さとは?

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自己啓発本マイスターのハナハナです。

皆さんは、人に何かを伝えることは得意ですか?

会社のプレゼンや学校、ご近所付き合い、家族関係など、「人に何かを伝える」というスキルは、日常生活の多くの場面で必要とされています。

しかし、大切なことであるにも関わらず、「上手な伝え方」について教えてくれる人は少ないのが現状です。

そこで、今回私が読んだ本が非常に参考になったので、皆さんに紹介させて頂きます。

今回は、『伝え方の魔術』の内容と、伝える力をつける知的正直さを、本:『伝え方の魔術』を基に紹介します。

この記事は、こんな人にオススメ!

・上手な情報収集の方法を知りたい。

・話し下手でも、他人と上手くコミュニケーションをとりたい

・「知的正直さ」について知りたい

本:『伝え方の魔術』とは?

本:『伝え方の魔術』の概要

再生回数1.2億回以上を誇る人気ユーチューバーの著者が、短時間で質の高い情報を得る方法話し下手でも相手にわかりやすく伝える方法などを紹介している本です。

著者の及川さんは、過去にニューヨーク・ウォール街の証券会社で働いていたり、国際政治学者としてアメリカのテレビ・ラジオに出演したり、宗教家としての顔も持つなど幅広い分野で活躍しています。

本の中では、そんな経験豊富な及川さんの実体験を基にした「伝え方の魔術」を学ぶことができます。

特に情報収集ついては、考え方から具体的な情報収集法まで内容が非常に濃く、読んだ後にすぐ実践できるように、かなり踏み込んだ所まで書かれています。

多くの人にとって参考になる内容となっていますので、興味がある方は是非読んでみてくださいね。

伝える力をつける知的正直さとは?

知的正直さとは?

知的正直さとは、インプットした情報に対して「自分は本当に理解したのか」と自問自答すること。

本:『伝え方の魔術』より
ハナハナ
ハナハナ

上手に伝えるには、「知的正直さ」が必要なんだね。

まずは、伝える力をつける「知的正直さ」について説明致します。

「知的正直さ」とは?

・インプットした情報が、本当に理解出来ているのか、自分自身に問い掛けること。

・「分かったフリ」をしていたり、「分かったつもり」になっているのは、知的正直さが無い状態。

知的正直さとは、新たに見聞きした情報や、元々自分の中にある知識に対して、真摯に向き合うことです。

知的正直さがある人は、本当に自分が理解して納得するまで物事を追求するため、どんどん知識を吸収していきます

反対に知的正直さが無い人は、余計なプライドが邪魔して、「分かったつもり」になったり、「分かったふり」をするので、何事も中途半端にしか理解できません

そのため、知的正直さが無い人が他人に説明する時は、表面的な説明に終始し、もしも何か突っ込まれたら答えに詰まってしまいます。

中途半端な理解では、他人に説明する時に不安げに見えたり、論理展開がおかしかったり、聞いている方は必ず違和感を感じ取ります。

そのようなことにならないためにも、自分が何を理解していて、何が分からないのか」を明確にすることが必要です。

自分に嘘をついても仕方がないので、まずは自分を納得させること。

他人に説明するのは、自分が理解できた後です。

知的正直さの失敗例

「自分は、英語も金融市場の知識もわかっている」と自らをごまかしていたことでした。

本:『伝え方の魔術』より
ハナハナ
ハナハナ

自分の知識を過信してはいけないんだね。

続いては、本の中で及川さんが紹介されている知的正直さが無くて失敗した事例です。

及川さんは、世界の金融の中心地であるニューヨーク・ウォール街の投資銀行に就職しました。

その投資銀行では、朝のミーティングで金融市場の最新情報が共有されます。

及川さんも徐々に仕事に慣れてきて、英語も少しずつ理解できてきた頃に、日本人の顧客にミーティングで知った情報を伝えました。

しかし、その時伝えた情報に誤りがあり、顧客に大きな損失を与えてしまいました。

ここで、及川さんは知的正直さが足りなかったことを反省したそうです。

入社して数ヶ月の知識しか無いのに、「自分は英語も金融についても理解している」自分を誤魔化していました

知的正直さを持っている人は、他人に伝える前に自分が本当に理解しているのかを、自分自身に問い掛けるプロセスを持っています。

どんなに口が上手くても、自分が理解できていないことを、他人に説明することはできません

常に自分の知識に向き合い、本当に理解できているのかと自問自答したり、一度紙に書き出して文章にして確認するなど、知的正直さを継続して意識していくことが重要です。

データ 95%、自分の意見 5%

知的正直さを示すうえでは、自分の意見よりも「データ」が重要です。

本:『伝え方の魔術』より
ハナハナ
ハナハナ

データの信頼性についても、考える必要があるんだね。

知的正直さを示す上では、自分の意見よりもデータが重要だと言われています。

本の中では、データが95%で自分の意見が5%くらいの割合が良いとされています。

私はこの話を聞いて、データの割合が非常に高いと感じました。

いくら自分がそうだと思っても、その根拠を示すデータや事実を示さなければ、相手を納得させることは出来ないということです。

また、相手に示すデータは信頼性が高いものである必要があります。

一番信頼できるのは一次情報です。

一次情報とは、本人が直接発信した情報のことで、本人が話している動画や公式ホームページの発表などがそれに当たります。

例えば、マスメディアが「◯○さんが△△と言っていた」と記事にするのは二次情報になります。

二次情報になると、本人の言ったことを報道していても、マスメディアが発言の一部を切り取って、世論を操作しようとしている可能性があります。

そのため、そこには発信者以外の意図が介入する可能性があり、一次情報に比べると情報の信頼性は低くなるのです。

データを収集する上では、その信頼性についても意識することが必要です。

具体的な情報収集の方法については、本の中で詳しく紹介されていますので、興味がある方は是非本を読んでみて下さいね。

おわりに

今回は、【『伝え方の魔術』の内容と伝える力をつける知的正直さ】を、本:『伝え方の魔術』を基に紹介しました。

人に何かを伝えるスキルは、一朝一夕に見につくものではありません。

しかし、少しずつでも継続して実践していけば、必ず成長することは出来ます。

私はこのブログを書き始めてちょうど100記事になりますが、1記事目とこの記事を比べると、伝える力が上がったと感じています。

何事も継続することが大事ですので、少しずつ頑張っていきましょう。

最後まで読んで頂き、ありがとうございました。

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