【運動で脳が活性化する理由・具体例】脳を鍛えるには運動しかない!最新科学でわかった脳細胞の増やし方をレビュー

この記事は約8分で読めます。

自己啓発本マイスターのハナハナです。

皆さんは、習慣的に運動していますか?

よく「運動した方が良い」と言われますが、その具体的な効果はあまり知られていないように思います。

運動には様々な良い効果がありますが、最も注目すべきは「心臓から脳に血液がさかんに送られ、脳が活性化すること」です。

運動する時に脳のことを考える人は少ないと思いますが、実は運動が脳に与える影響って凄いんです。

今回は、【運動で脳が活性化する理由】を、本:『脳を鍛えるには運動しかない!最新科学でわかった脳細胞の増やし方』を基に紹介します。

この記事をきっかけに、皆さんに運動の素晴らしさを知って頂けたら幸いです。

この記事は、こんな人にオススメ!

・運動の効果を知りたい

・運動が脳にどう影響するか興味がある

・運動を始めたいと思っている

【ジョン J. レイティ、ヘイガーマン,エリック著、野中香方子訳】

運動は脳を活性化させる

脳へ大量の血液が送り込まれる

心臓から血液がさかんに送り出され、脳がベストの状態になるからなのだ。

『脳を鍛えるには運動しかない!最新科学でわかった脳細胞の増やし方』より
ハナハナ
ハナハナ

運動は脳を整えてくれるんだね。

皆さんは、運動した後に気分がスッキリしたり、モヤモヤした気持ちが晴れた経験はありませんか?

運動を始める前は「面倒くさい」と思っていても、いざ運動すると清々しい気持ちになる方が多いのではないでしょうか。

なぜ、そのようなことが起きるかと言うと、運動により心臓の働きが活発になり、多くの血液が脳に送り込まれるからです。

一般に言われている運動の効果は、筋力増強や心肺機能強化など体に関するものが多いです。

しかし、著者によると運動による脳への効果は、体への効果より遥かに重要で魅力的であると断言しています。

脳は運動や感情、言語など人間のあらゆる活動をつかさどり、司令塔の役割をしています。

そのように、体全体に対して重要な役割を担っている脳が、運動により活性化するということは、言い換えれば「運動は人間の全ての器官に良い影響を与える」ということです。

脳は筋肉などと違い、直接触れられないため、自分でコントロールできないと思われがちです。

しかし、実際は運動により脳の働きを向上させることができます。

この事実を多くの方に知ってもらい、生活の中に運動を取り入れて頂ければと思っています。

ポイント

・運動により、脳の働きを向上させることができる。

・運動による脳への効果は、体への効果より遥かに重要で魅力的

運動は細胞レベルで脳の発達を促進させる

なにかを学ぶと、ニューロンはその情報を暗号化して取り込むために変化し、その情報が記憶となって物理的に脳の一部となる。

『脳を鍛えるには運動しかない!最新科学でわかった脳細胞の増やし方』より
ハナハナ
ハナハナ

運動で脳の細胞が活性化するんだね。

運動は細胞レベルで脳の発達を促進させます。

まず、脳が発達するメカニズムについて簡単に説明します。

脳の発達に欠かせないのが、「ニューロン」という神経細胞です。

ニューロンとは脳を構成する最小単位で、情報を受け取り、別のニューロンへ情報を送り出す役割を持っています。

また、情報を暗号化して取り込むために変化して、その情報が記憶となって物理的に脳の一部になるという役割もあります。

ニューロンとは?

・神経細胞の一種で、脳を構成する最小単位

・情報を受け取り、別のニューロンへ情報を送り出す

・ニューロンは情報を暗号化して取り込むために変化して、その情報が記憶となって物理的に脳の一部になる

私たちの感情や行動、思考は全てニューロン同士の繋がり方によって決まります。

近年の研究では運動が生物学的変化を起こし、ニューロンを結びつけることがわかってきました。

また、運動が刺激となり脳は学習の準備を整え、その能力を高めるのです。

細胞レベルで脳を活性化させるとは、運動の効果って凄いですよね。

続いては、運動による具体的な効果について紹介します。

運動による具体的な効果

「0時限体育」の効果

TIMSSの理科のテストで、ネーパーヴィルは一位になったのだ。

『脳を鍛えるには運動しかない!最新科学でわかった脳細胞の増やし方』より
ハナハナ
ハナハナ

「0時限体育」考えた人すごいね。

アメリカのネーパーヴィル・セントラル高校では、「0時限体育」という新たな試みがなされ、その目覚ましい効果が確認されています。

0時限体育とは、その名の通り一時限目の前に運動することで、成績向上を期待する最新科学に基づく取り組みのことです。

ネーパーヴィル203学区の生徒1万9000人は、全米で1番健康になり成績も向上しました。

0時限体育の効果の一例を紹介します。

0時限体育効果の一例

・TIMSS(国際数学・理科教育動向調査)の理科のテストで、ネーパーヴィルが一位を獲得

・リーディング力と理解力のテストで成績が17%向上

・健康状態を示す数値は、全米の平均値より遥かに高い

上記のように、0時限体育導入により学業面でも健康面でも、驚くべき効果が確認されています。

0時限体育がこんなにも効果があるなら、日本の教育にも取り入れて欲しいですね。

記憶力が20%向上することが確認された

運動前より運動後の方が二〇パーセント早く単語を覚えられ、学習効率とBDNF値が相関関係にあることが明らかになった。

『脳を鍛えるには運動しかない!最新科学でわかった脳細胞の増やし方』より
ハナハナ
ハナハナ

運動で記憶力が向上するんだ!

2007年にドイツで行われた研究では、運動前より運動後の方が20%早く単語を覚えられることが明らかになりました。

また、運動とBDNF値が相関関係にあることがわかりました。

BDNFとは脳由来神経栄養因子の頭文字を取ったもので、ニューロンが結合する際に中心的役割を果たすタンパク質です。

ニューロンにBDNFを振りかけると、新しい枝を伸ばし、学習に必要な枝を伸ばすことが確認されています。

つまり、著者いわくBDMFは脳にとっての化学肥料のような物だと考えれば良いそうです。

BDMFとは?

・脳由来神経栄養因子の頭文字を取ったもの

・ニューロンにBDNFを振りかけることで、ニューロンが活性化する

・BDMFは脳にとって化学肥料のような物

運動によりBDMFの量が増えることが確認されており、記憶力・学習効率・認知力等が向上するのは、BDMF増加による効果が大きいと考えられています。

また、アルツハイマー型認知症の患者はBDMFが減少しているという報告もあり、認知症予防としても運動が推奨されています。

運動と認識の柔軟性

最大心拍数の六〇から七〇パーセントを保って三五分間ランニングマシンで走っただけで、認識の柔軟性が向上することが示された。

『脳を鍛えるには運動しかない!最新科学でわかった脳細胞の増やし方』より
ハナハナ
ハナハナ

考えが煮詰まったら運動すれば良いんだね。

2007年の実験では、運動後に認識の柔軟性が向上することが確認されています。

運動により、それぞれのニューロンの繋がりが強化され、より良好なものになったことで、認識の柔軟性が増したと考えられています。

単純に記憶力が良くなるだけではなく、認識の柔軟性が向上したり、脳をうまく使えるようになるのは凄いですよね。

運動は、新しいアイデアを考えたり、問題解決の方法を考える前に行うのも有効です。

おわりに

今回は、【運動で脳が活性化する理由】を、本:『脳を鍛えるには運動しかない!最新科学でわかった脳細胞の増やし方』を基に紹介しました。

あまり知られていませんが、運動が脳に与える影響は物凄いんです。

やる気が出た方は、ぜひ今日から運動を始めてみると良いと思います。

ちなみに、ハナハナはYouTubeでエクササイズの動画を見ながら運動しています。

運動気持ちいいですよ。

最後まで読んで頂き、ありがとうございました。

☆この記事が参考になった方は、以下のブログランキングバナーをクリックして頂けると嬉しいです☆⬇︎

ブログランキング・にほんブログ村へ

コメント

タイトルとURLをコピーしました