自己啓発本マイスターのハナハナです。
この記事を読んでいるということは、
「自分の文章に自信が無い」
という悩みや、
「他人の心に響く素敵な文章を書きたい」
という願望を持っている方が多いのではないでしょうか?
学校では、正しい文章の書き方は教わっても、「人を動かす文章の書き方」は教えてくれません。
そのため、多くの人は教科書に書かれている説明文のように、感情のこもっていない文章を書いてしまいがちです。
今回の記事では、【他人の感情を動かす文章を書く7つのコツ】を、本:『人を操る禁断の文章術』を基に紹介します。
人を動かす文章を書くには、ちょっとしたコツがあります。
どれも簡単に実践できる内容ばかりですので、この機会に「人を動かす文章のコツ」を一緒に身につけましょう。
目次
本:『人を操る禁断の文章術』とは?
メンタリストのDaiGoさんが、心理学の知見を基に「人を動かす文章術」を紹介している本です。
本の中で紹介されている文章術は、仕事や恋愛、人間関係など幅広い分野で活用することができます。
DaiGoさんが持っている豊富な心理学の知識や、膨大な読書経験から得たデータを用いており、精神論のみで語る自己啓発本とは一線を画す内容となっています。
また、今すぐ使えて即効性のあるテクニックも紹介されており、その部分だけ読んでも十分満足できる内容となっています。
とても読みやすく、誰にでも理解しやすい構成・内容になっており、普段読書しない方にもオススメです。
この本を読むことで、あなたの文章力は必ず向上することでしょう。
興味がある方は、是非読んでみてください。
文章を書く目的とは?
読み手をすぐに行動させること
読む →言葉に反応する →想像する →行動を起こす 、です 。
人を操る禁断の文章術より
文章には、人を動かす力があるんだね。
文章を書く1番の目的は、読み手をすぐに行動させることです。
どういうこと?と思われた方もいると思いますので、解説させて頂きます。
文章によって、読み手をすぐに行動させることができると、あなたにとって様々な良いことが起こります。
例えば、自動車のトップセールスマンは、お客様へのセールスレターを書く時に文章術を活用しています。
車を買う気が無かったお客様に、「どこへ行きたいですか?」「誰を乗せたいですか?」といった言葉で、自分が車に乗っている場面を想像させるんだそうです。
最初は買う確率0%だったお客様も、想像力をかき立てる文章によって、購買意欲が1%以上に上がるんです。
行動を起こすまでの順序としては、読む →言葉に反応する →想像する →行動を起こす、となります。
それなら、文章では無く言葉で伝えれば良いのでは?と思うかもしれませんが、文章には大きな利点があります。
それは、再現性と影響力の持続性です。
セールスレターであれば、真似すれば誰でも上手に書くことが出来ますが、セールストークは簡単には真似することが出来ません。
また、ブログなどで文章術を活用すれば、一回書くだけで長期に渡って効果を発揮することができます。
今回は、ビジネスマンの例で説明しましたが、この考え方は恋愛や人間関係など様々な場面で応用することができます。
相手に、こちらが意図した行動を起こさせることが出来れば、物事がスムーズに進むようになります。
それは、あなたの人生が変わるほどのインパクトを持っています。
ポイントは相手に想像させること
「買ってください 」なんてひと言も言う必要はありません 。
人を操る禁断の文章術より
想像力のスイッチどこかな〜
文章術のポイントは、相手が行動を起こすような想像をさせることです。
直接、○◯してくださいと言わなくても、想像力のスイッチを押してあげるだけで、後は相手が勝手に行動してくれます。
それでは、どうやって相手に想像させれば良いの?と疑問に感じる方のために、次章では「人を動かす文章7つのコツ」を紹介します。
文章術は、一度身につけてしまえば一生使える技術です。
ここで少しでも身につけて、あなたの人生をより充実したものに変えていきましょう。
【他人の感情を動かす文章を書く7つのコツ】
文章を短くする
あえて文章を短くすることで 、読み手の想像力を借りる 。
人を操る禁断の文章術より
長ければ良いってものじゃ無いんだね。
簡潔に、わかりやすい文章を意識しましょう。
よく、「小学生にもわかる説明を」と言われるように、誰にでも分かるような言葉を使うのがポイントです。
本の中では、例として「国債」の説明が紹介されていました。
小学生相手に説明する場合には、専門用語を使ったり、難しい言葉で長々と説明しても伝わりません。
「国債とは、国の借金のことです」というように、簡潔で物事の本質を突いた説明をします。
相手を動かすためには、多くを語る必要はありません。
相手の想像力を刺激するような一言があれば、後は相手が勝手に想像力を働かせてくれます。
ホットリーディング
ホットリ ーディングという名のリサ ーチによって 、相手の興味を知ること 。
人を操る禁断の文章術より
何事も準備が肝心だね。
相手を動かす文章を書くために、ホットリーディングという下調べが有効です。
人は、自分が興味関心を持っている事柄については、積極的に情報を集めようとします。
逆に、一旦自分とは関係ないと感じたことは、見たり聞いたりしても記憶として残り辛いという特性を持っています。
文章を書く目的は、相手を動かすことですから、いかに相手が興味を持っている情報を提供できるかが重要です。
相手の興味を知る方法として、最も手軽にできるのがSNSを活用することです。
投稿されている文章や写真から、相手の趣味や関心を探り、文章を書く際の参考にします。
また、ビジネスの分野でもホットリーディングは活用できます。
例えば、資料作成の際に相手がよく使う言葉やフレームワークを使用することで、相手がより親しみを感じる資料を作ることができます。
段取り八部と言われるように、文章術でも事前の段取りは重要です。
本音と建前のギャップ
相手のホンネ (理想 )とタテマエ (現実 )のギャップに 、心が揺さぶられるエネルギ ーが詰まっている 。
人を操る禁断の文章術より
まずは、自分の本音を探ってみよう。
本音と建前のギャップを埋める文章を意識してみましょう。
例えば、あなたは忙しいサラリーマンです。
ほとんど毎日残業で、帰宅が日付をまたぐことも珍しくありません。
休日や残業が無い時は、子供と遊んだり家庭のこともこなすとても良い父親です。
そんなあなたですが、仕事が早く終わり久しぶりに定時で帰宅する途中に、偶然お店の前にあった看板が目に止まりました。
「仕事と家庭で忙しいお父さん、いつもお疲れ様です。たまにはうちの隠れ家でゆっくりしませんか。」
いつも真面目に仕事と家庭のことをこなすあなたですが、こんな看板を見たら「少し入ってみようか」という気持ちになりますよね。
建前では、「真面目な父親でいなければ」と思っていても、本音は「たまには1人でゆっくりしたい」という気持ちがあるハズです。
このように、相手の建前を理解した上で、本音に寄り添ってあげることで、相手の行動を引き出しやすくなります。
本音と建前のギャップ、是非意識してみてください。
みんなやっているから
5つ目のトリガ ーは 「みんな一緒 」です 。
人を操る禁断の文章術より
確かに、ベストセラーって惹かれるよね。
続いての人を動かす文章のコツは、「みんなやっているから」です。
単純ですがとても効果の高いテクニックで、社会心理学の用語では「社会的証明」と言われています。
例えば、映画の宣伝でよく聞く「全米が泣いた」やランキング形式で発表されている商品などがその典型です。
多くの人から支持されているものには、安心感がありますよね。
実際に社会的証明を活用する場合には、「○◯人から支持されています」「満足度◯◯%」のように、数字を示すことで説得力が上がります。
承認欲求をくすぐる
「初めてです 」 「変わりました 」を文章に盛り込み 、承認欲求をくすぐろう 。
人を操る禁断の文章術より
他人から認められたら嬉しいもんね。
相手の、承認欲求をくすぐる文章を意識してみましょう。
人は常に、他人から認められたり評価されたいと思っています。
例えば相手が上司であれば、アドバイスを貰った翌日に、「そんな考え方があるとは思ってもいませんでした」などの尊敬を込めた文章を送ります。
受け取った側も悪い気はしませんから「次も気に掛けてあげよう」と思うはずです。
このテクニックは、社内だけでは無く得意先への接待の時などにも威力を発揮します。
わざとらしいかな?と心配せずに、積極的に相手の承認欲求をくすぐっていきましょう。
書き出しはポジティブに
「書き出しはポジティブに 」 。ここで言う書き出しとは 、いわゆる 「ツカミ 」です 。
人を操る禁断の文章術より
第一印象ってずっと覚えてるもんね。
文章の書き出しはポジティブを意識しましょう。
人の第一印象は7秒で決まると言われていますが、文章の書き出しも同じです。
文章の書き出しがポジティブだと、読み手を明るい気持ちにさせ、その後に続く言葉を受け入れてもらいやすくなります。
本の中では、「お疲れ様です」よりも「おはようございます」で始まる文章の方が、相手に好印象を与えると紹介されていました。
伝える内容は同じでも、言い回しを変えるだけで、あなたの文章はよりポジティブなものになります。
メールなどで文章を送信する前には、一度書き出しを確認してみましょう。
感情の起伏
読み手の感情の起伏を大きくさせるほど 、文章が持つエネルギ ーが強くなる 。
人を操る禁断の文章術より
相手の感情を揺さぶろう。
相手の心を動かす文章を書くために、感情の起伏を意識してみましょう。
ドラマなどでは、必ず主人公がピンチを迎える場面が登場します。
難局を乗り越えて主人公が成長する過程で、視聴者は心を動かされ感情移入していきます。
不安な感情と、それを乗り越えた達成感との差が大きいほど、人の感情は動かされるのです。
文章を書く時も同じで、相手を不安にさせる場面を意図的に盛り込みます。
例えば、あなたが実際に体験した失敗と、それを乗り越えた方法を書いてみます。
人は、他人に失敗を語ることを避けようとしますが、人を動かす文章を書くために失敗は良いエッセンスになります。
また、「この人は失敗したことも正直に話す人なんだ」と認識され、信頼感も高まります。
皆さんも、是非感情の起伏を意識してみてください。
おわりに
今回の記事では、【他人の感情を動かす文章を書く7つのコツ】を、本:『人を操る禁断の文章術』を基に紹介しました。
私もまだまだ勉強中の身ですが、ブログやSNSを通じてアウトプットしていく中で、少しは文章力が上がったように思います。
文章力を上げるためには、テクニックも必要ですが、試行錯誤しながら量をこなすことも大事です。
皆さんも自分に合った方法を見つけて、積極的に文章を書いてみましょう。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
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